Z会の東大コース担当者が、夏の「東大化学」の学習ポイントをご紹介。様々な状況をふまえた「この夏にやるべきこと」、合格から逆算した「この夏の到達目標」を解説します。
この夏にやるべき「東大化学」受験対策
1)基本知識を定着させる
近年の東大化学は、題材こそ初見のものが多いですが、問題としては標準的なものが中心となっており、本番では標準的な問題をいかに落とさないかということが大切になります。
難しい問題にどんどんチャレンジしていくことも大切ですが、知識が曖昧なまま難しい問題に取り組んでも、表面的な解き方を覚えることしかできません。まずは教科書レベルの知識の定着を徹底し、理解を深めた上で難易度の高い問題に取り組むことがよいでしょう。演習においても、ケアレスミスをしないことを心がけてください。
また、未習範囲がある人は、ある程度自分で教科書を読みすすめたり、問題集に挑戦したりすることもおすすめです。
2)過去問を解いてみる
基本が大切とはいっても、それだけでは本番に対応できません。上で述べた通り、題材としては初見のものが多いため、実際にどのような題材でどのような出題がされているのかを確認しておくことも重要です。
このとき、大切なのはすべての問題を解けるようにすることではありません。初見の問題の中から、いかに解ける問題を見つけ出せるかが大切です。
実際に東大に合格した先輩も、「取れる問題を見極めて確実に解くことが重要」といっています。題材に惑わされることなく、解ける問題を探してみてください。
この夏の到達目標 -東大化学攻略のために-
学習の遅れを不安に感じている人もいると思いますが,まずはこの2つを意識して夏の学習に取り組むことをおすすめします。
問題集の基本問題レベルはミスなく解けるようにする
とにかく繰り返し演習することが大切です。既習範囲の基本問題については、ミスなく解けるようになることが絶対条件です。これができたら、難易度の高い問題についても繰り返し演習しましょう。
東大の出題形式を知る
最低でも1年分は過去問に取り組んでみましょう。どのような出題形式・難易度で、今の自分はどのくらいできるのか、どの単元の知識が不足しているのかなどを把握してください。
Z会の東大講座・ご案内
東大の先輩からのおすすめコメントをご紹介!
◯Z会の添削問題は自宅学習でしにくい記述対策もしやすく、役立ちました。実践的で、質の高いコメントが得られる演習の機会は貴重でした。(東京大学理科一類)
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