Z会の東大コース担当者が、夏の「東大日本史」の学習ポイントをご紹介。様々な状況をふまえた「この夏にやるべきこと」、合格から逆算した「この夏の到達目標」を解説します。
Z会からのメッセージ
やるべきことの優先順位を見極めて、しっかりと学習計画を立てて、効率よく学習を進めていきましょう。
この夏にやるべき「東大日本史」受験対策
1)教科書を一通り精読する
未習範囲を含めて、教科書を読み、まずは昭和戦後史まで、太字の歴史用語の意味を押さえましょう。ただし、歴史用語を一問一答的に暗記するだけでは、東大日本史を攻略できません。教科書を精読する際は、「どのように変化・展開していくのか」「その出来事にはどのような原因・背景や結果・影響があるか」を意識し、理解を深めることが重要です。
未習部分が多く、歴史の流れが十分につかめていないようであれば、まずは、時代ごとに、政治、社会・経済、外交、文化に分けて重要語句を書き出してみるのもよいでしょう。これだけでも流れがつかめます。流れをつかんでから教科書を精読すれば、定着や理解の度合いが深まります。
2)東大型の論述問題を解いてみる
実際に東大型の論述問題に取り組み、解答を作ってみましょう。今の時点では、教科書などを見てもかまいませんし、もちろん完璧な答案を作成することにこだわる必要もありません。まずは、実際の字数で論述問題を「書ききる」習慣を身につけることが大切です。
この夏の到達目標 -東大日本史攻略のために-
未習範囲をなくす
東大日本史対策では、「全時代もれなく学習する」ことが最低条件です。早めに古代〜近・現代までの一通りの学習を終えておきましょう。例年、近・現代を扱う第4問では、学習状況により出来に差が出やすい傾向が見られます。どの時代・範囲からの出題となっても対応できるように、まずは未習範囲をなくすことを最優先として学習をすすめることが重要です。
東大日本史の解き方を知る
東大日本史の入試問題を見たことはありますか?東大日本史は、出題形式が特殊です。「短い文章を提示して、その文章の内容を踏まえた上で論述を作成する」という形式は、東大日本史特有の形式です。東大日本史を攻略するには、この東大型の論述問題に慣れることが必須です。
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