「東大世界史」指導担当者による受験対策アドバイス(夏編)

Z会の東大コース担当者が、夏の「東大世界史」の学習ポイントをご紹介。「この夏にやるべきこと」、合格から逆算した「この夏の到達目標」を解説します。

Z会からのメッセージ

東大入試の地歴は2科目あるので、他の大学を受験する場合に比べて地歴の対策に時間がかかりがちです。バランスよく、計画的に学習していきましょう!

この夏の到達目標 -東大世界史攻略のために-

夏の終わりまでにぜひやっておきたいのが、次の2点です。

  1. 通史における未習範囲をなくそう!
  2. 論述問題に慣れよう!

それぞれについて、具体的に何をすべきか見ていきましょう。

 

この夏にやるべき「東大世界史」受験対策

通史における未習範囲をなくそう!

東大世界史入試では、世界史の全範囲から出題されます。秋以降に、論述問題の対策に心置きなく取り組むためにも、現時点で学習していない範囲がある人は、今のうちに全範囲の知識をもれなく身につけておきましょう。

まずは、教科書を一通り読むことが基本です。各時代の概略を理解し、太字になっている用語の意味を押さえましょう。ただ用語を暗記するだけでなく、「どのような原因・背景によりこの出来事が起こったのか」「どのような経緯で変化・展開したのか」「この出来事は後の時代や他の地域の歴史にどのような影響を与えたのか」といった点を意識して教科書を読みこんでください。各時代・地域の特徴を捉え、歴史のつながりを理解することが重要です。

 

論述問題に慣れよう!

東大世界史の論述問題に対応するためには、知識だけでなく、問題の要求を読み取る読解力や、採点者に伝わる解答を作成する文章構成力・表現力が必須です。こうした力は一朝一夕には身につかないので、今から論述問題に取り組みはじめ、論述を書き上げることに慣れていきましょう。

既習範囲については、短い字数の論述問題からどんどん取り組みましょう。はじめのうちは、教科書などを見ながらでもかまいません。知識を、問題の要求に沿って自分の言葉でまとめなおすことに慣れていくことが肝心です。また、論述問題に取り組む中で、知識・理解が足りない部分に気づいたら、教科書に戻ってしっかり復習しましょう。慣れてきたら、東大世界史第1問で出題される論述問題を意識して、より字数の多い論述問題にもチャレンジしていってくださいね。

論述問題に取り組んでも、「自分の作った解答が適切なのかわからない…」という点でお悩みの方は、添削指導を受けることをおすすめします。盤石な知識力を獲得するとともに、論述のテクニックを習得し、実戦的な答案作成につなげましょう。

 


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