化学 – 2026年度共通テストの分析&対策の指針

投稿日時:2026年1月19日

Z会の大学受験生向け講座の化学担当者が、2026年度の共通テストを分析。出題内容や「カギとなる問題」の攻略ポイント、次年度に向けたアドバイスなどを詳しく解説します。

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共通テスト「化学」の出題内容は?

まずは、科目全体の傾向を把握しましょう。分量、問題構成などを解説します。

試験時間と配点

時間 / 配点:60分 / 100点


全体の傾向

●解答する大問数は5のままであったが、マーク数は34から33と1つ減少した。実質の解答数は2025年度と同じで30であった。

●グルタチオンやポリイミドなど、高校化学では見慣れない題材も扱われた。一方、実験操作や設定が複雑で解法の方針が立てにくい問題や、煩雑な計算が必要な問題は少ないため、解答時間に対する負担感はここ数年よりも軽減された。また、グラフを用いて考察する問題も減少した。

●数値を桁ごとに解答する問題や、方眼紙を用いる問題は出題されなかった。


大問別の配点、テーマ・分野
第1問(配点:20点) 理論(物質の構成、コロイド、固体の溶解度、結晶構造、気体の性質)
第2問(配点:20点) 理論(化学反応と熱、電気分解、反応速度、緩衝液)
第3問(配点:20点) 理論・無機(酸化数、リン、原子量、遷移元素、硫化物沈殿の生成、金属イオンの分離)
第4問(配点:20点) 有機(芳香族化合物、脂肪族化合物、糖類、ペプチド)
第5問(配点:20点) 理論・無機・有機(身のまわりの化学物質に関する総合問題)

化学の「カギとなる問題」は?

次に、化学で「カギとなる問題」を見てみましょう。合格点をとるうえで重要な問題を取り上げ、攻略ポイントを解説します。

第1問 問5b

「アルコールロケット」を題材に、エタノールの燃焼の前後における圧力について考える問題。容器内の各成分気体について考察するのではなく、物質量の総和に着目することがポイント。やや長い文章から、必要な箇所を速やかに読み取ることができたかで、差がついたと考えられる。


第2問 問3

反応速度に関する実験のデータから、反応速度定数を求める問題。反応速度の定義と、平均の反応速度の取り扱い方を理解できているかがポイントであった。


第5問 問2 a

イミド結合の形成という、高校化学では見慣れない反応について考える問題。問題文を読んだうえで、フタル酸の分子内脱水などの既知の反応から適切に類推できるかが問われた。


攻略へのアドバイス

最後に、次年度以降の共通テストに向けた攻略ポイントを確認しましょう。化学で求められる力をふまえて、必要となる対策を解説します。

幅広い分野の正確な知識が必要

ここ数年と同様に、一部大問・中問形式を含みながらも小問集合を中心とした出題が続いている。小問集合の場合、テーマを絞られた大問・中問形式に比べて必然的に問われる範囲が広くなることから、引き続き、全範囲を抜けもれなく学習することが肝要である。


個別試験を想定した演習を

2026年度では穏やかになったが、ここ数年は個別試験レベルの問題、処理に時間のかかる問題が出題され、時間に対する解答の負担感も大きい傾向がある。年度によってこの傾向の強さに多少の変動はあると思われるが、いずれにせよ個別試験レベルにおいて典型的な問題、頻出の問題は、方針に迷うことなく素早く解けるまでよく習熟しておき、本番では処理に時間のかかる問題に充てる時間を捻出できるようにしておきたい。よって、共通テストの直前であっても、個別試験レベルを想定した演習を積んでおくことが望ましい。

また、正答を導くにあたって、複数の段階を経て考える必要があり、方針が立てづらい問題も見られるようになってきている。日頃の演習の中では、答えが合えばよし、設問による誘導にのって解ければよしとするだけでなく、その誘導の意味を考えるなど、正答に至るまでのプロセスや考え方の流れを意識するように心がけるとよいだろう。


共通テスト独自の出題形式にも注意

2026年度では目立たなくなったものの、ここ数年は数値を桁ごとに解答する問題や、グラフを用いて考察する問題など、共通テストに特徴的な出題形式も見られる。また、2023年度、2024年度では高校で深く学ばない題材について考察する問題が出題されている。今後このような問題が出題されても面食らわないように、模試型問題などで対策をしておくとよいだろう。


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