東大世界史

「東大世界史」指導担当者による受験対策アドバイス(冬・直前期編)

Z会の東大コース担当者が、冬〜直前期にかけての「東大世界史」の学習ポイントをご紹介。【今から共通テストまでにやること】【共通テスト後→個別試験本番までにやること】を解説します。

 

今から共通テストまでにやるべきこと

1.共通テストの形式に慣れよう!

共通テストでは、正誤問題に加え、年代整序問題、複数の空欄に当てはまる語句の組合せを答える問題など、独特な出題形式の問題が出題されます。本番で焦ることのないよう、過去問や共通テストの予想問題などに取り組んで、本番の形式に慣れておくようにしましょう。

とくに、図や写真、史料文などの資料を用いた問題は共通テストで多く出題されます。資料集や教科書も活用して、資料の読み取りの練習を抜かりなく行いましょう。

また、共通テストでは「歴史総合」の範囲からも出題されます。「歴史総合」の教科書を読み返すなど、今一度知識を確認しておきましょう。

    2.ケアレスミスに注意しよう!

    共通テストの対策は十分でも、ケアレスミスで失点してしまっては元も子もありません。とくにマークシートで解答する共通テストは、マークずれやマーク忘れなどが起こりがちです。解答後のミスチェックや見直しを欠かさずに行うようにしましょう。

     

    共通テスト後〜個別試験本番までにやるべきこと

    1.論述の記述力を高めよう!

    東大世界史は例年大問3題で構成され、そのうち第1問では、非常に字数の多い大論述が出題されます。

    大論述では、採点者に正しく伝わる解答を作ることがとても大切です。世界史の知識は正しく身についていても、問題の要求に応える形での記述ができていなかったり、記述に過不足があったり、論旨が通らない記述になったりしていては、得点にはつながりません。

    Z会の通信教育の[特講]直前予想演習シリーズなどを使って、自分が作った解答に対する採点・添削指導を受けて、採点者に伝わる解答になっているのか、どうすれば正しく伝わる解答になるのかを確認するとよいでしょう。採点者に伝わる答案をつくることは、大論述だけでなく、第2問で出題される小論述の対策としても非常に重要です。

    また、論述対策をする中で、知識に穴があると感じた場合は、その都度、教科書・用語集を確認するようにしましょう。

    2.時間の感覚を身につけよう!

    これは、共通テスト対策にも通じることですが、入試本番の時間は無制限ではありません。とくに東大地歴は150分で2科目を解答する必要があるので、よりシビアな時間管理が必要となります。

    共通テスト以降は、東大世界史の出題形式・分量に即応した問題に取り組み、本番を想定した時間管理を行うことで、それぞれの大問に何分ずつ時間をかけられるか、などといった時間配分の戦略を立てておきましょう。また、日本史、あるいは地理と組み合わせた場合の時間配分をすることも大切です。見直しをする時間を確保することも忘れないようにしましょう。

     

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    <科目担当者からのメッセージ>

    受験まで残された時間は多くないですが、地歴科目は『最後の最後まで伸びる科目』です。最後まで諦めずに、学習を続けるようにしましょう。自分を信じて努力を怠らないことが、試験本番までにやるべき一番大切なことです。Z会一同、みなさんを応援しています。

     

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