●センター試験の日程をふまえて対策を進める

12月はセンター試験対策に本腰を入れ始める時です。私は12月の時点でセンター8割程度の得点率と、東大を目指す者としてはあまりにも低いものでした。そこで、12月末からセンター試験まで、個別試験の勉強は一切しませんでした。 
実はこのような無謀とも取れる戦略をとったのには理由があります。2018年度のセンター試験は「1月13日以降の最初の土曜日、および翌日曜日」とされるセンター試験開催日程のなかで、一番早い1月13日・14日の開催でした。そのため、センター試験後からでも個別試験対策をしっかりと行う猶予があると考えたからです。

ただ、2019年度のセンター試験は1月19日・20日の開催で、考えられる中で一番遅い日程となります。12月のうちに、センター試験の勉強でおろそかになりがちな計算演習(とくに数三積分)や東大レベルの英語の長文を読む練習はしておいた方がよいと思います。 

●センター試験の出来を引きずらない!

それだけ本腰をいれたこともあり、センター試験本番では無事9割程度の点数を取れました。理系科目で重大なやらかしをしつつもその程度の点数は取れたので、個別試験へのモチベーションにつながりました。 しかし、センター試験で多少失敗しようとも落ち込まないでください。東大受験では、センター試験での足切りさえ逃れれば問題ないので、落ち込んでひきずることだけはやめましょう。また、逆にセンターの出来がよくて気が緩み、最後に涙を呑んだ人も何人か知っているので、センター試験の出来がよくても自惚れないように気をつけましょう。

●過去問対策を徹底的に!

個別試験に向けては、ひたすら過去問の演習を積むことになります。
過去問を解くときには、解法を頭に叩き込むのはもちろんのこと、復習を怠ってはなりません。関連する分野の基礎問題や重要事項をチェックすることも必要です。私は、間違えたところは全てノートなどにまとめていました。これは学習効果が高いのはもちろんのこと、本番直前に見直すと自分の努力が感じられ、精神安定剤にもなるのでオススメです。 過去問の内容だけでなく、たとえばZ会の国語のテキストに取り組み、知らなかった古文単語や句形などをピックアップしてまとめてみてもよいでしょう。難度が高いものも多いZ会の直前期の教材は、最初に取り組んだときに解けなかったとしても、その分入念に復習することが成長につながると思います。

また、個別試験の一週間前ごろからは、過去問の解き直しをしたうえで、過去問の解法を口頭で説明するという勉強法を実践していました。これは手を動かさないので疲れにくい一方、学習効果は非常に高かったのでオススメです。(1人でひたすら解法を呟いていたので周りにはいい迷惑だったと思いますが…)

●対策は、教科・分野に偏らずに

私は、理系志望でありつつも、数学や理科がとくに得意というわけではなく、国語や英語も文系並みの出来栄えだったので、満遍なく勉強をしていました。各々で戦略は異なると思いますが、数学を伸ばしていたら他がおろそかになり、本番の思わぬ失敗でもう一年再挑戦となったという人が何人もいます。くれぐれも注意してください。 

●受験生のみなさんへ

長い受験勉強も終わりが見えてきました。ここまで頑張ってきたあなたなら、のこりの月日もきっと頑張れるはずです。 
初めて英単語を学んだ時、初めて方程式の概念を学んだ時、あなたはそれを苦痛に感じましたか。いや、むしろ新たな世界に胸を躍らせたことでしょう。勉強に追われることを苦しく思うのでなく、新たなことを学べる歓びを楽しみましょう。そうすればきっと、受験という大きな戦いに胸を張って挑めるはずです。 
みなさんが合格発表の日、心から笑っていられることを、心より願っています。

Z会オリジナルの予想問題で、本番のシュミレーションをしよう!

Z会の『直前予想演習シリーズ』(東大講座)では、東大入試本番さながらの問題を2回分出題。
解答解説には「採点基準」も掲載。減点や失点のポイントが明確にわかります。
圧倒的な即応度だから、入試直前対策に最適です!