志望大学に合格した先輩に受験を振り返ってもらいました。
東京科学大学
医学部医学科 合格
N.H.さん 青山高等学校卒
(Z会東大進学教室/Z会進学教室大学受験部 利用)
もともと医者という職業に憧れており、獣医学部と医学部でどちらに進むか迷っていましたが、高2生の夏〜秋くらいに医学部に決めました。医学部受験は難しいので諦めようと思うこともありました。しかし他の学部も見る中で、医学部がやっぱり魅力的だなと思い、目指すことを決めました。
医学部の中でも東京科学大を志望大として決めたのは、関東圏の他の大学の医学部などと照らし合わせて、東京科学大はカリキュラムが充実していて可能性がたくさんありそうに感じ、また研究の設備が整っていて臨床と研究の両方ができるところもいいなと思ったからです。オープンキャンパスにも行って好印象でした。
最初は高校受験に向けて、受験勉強を本格化させた中3の夏期講習から通い始めました。幼稚園生の時から中学生まで通信教育をやっていたので、もともと馴染みがあることもありZ会の教室での受講を決めました。実際に授業を受けてみて、学校の授業よりレベルの高い内容を深いところまで教えてもらえたので良かったです。
大学受験対策では、高2の冬から数学を受講するために再度Z会の教室に通い始めました。医学部受験では数学が重要なので、数Ⅲを速習できる講座があるのが魅力的でした。また他の塾と違って受講するための入塾テストがなく、受講したい講座をとることができたのが良かったです。数学に苦手意識を感じていたこともあり、自分のレベルに関係なく受講する意欲があれば講座を受講できるのも選んだ理由の一つです。
授業は入試に特化した教科書以上の高いレベルで、また周りの受講生のレベルも高く、志が高いのでモチベーションの維持に繋がりました。
もともと数学が苦手だったのですが、三浦先生が数学の授業でテキストの解答とは違う解法を教えてくれたり、追加の問題も扱ってくださり、様々な問題に触れて経験値が上がりました。授業を積み重ねていく中で「この問題が出てきたらこういう解き方」というようなパターンがわかるようになりました。また、毎回の授業でテキストとは別に重要なポイントをまとめたプリントを配ってくださったので、それを理解することで高3の秋くらいからその知識を活かせるようになり、実力が伸びたのを感じました。三浦先生が問題を解くための引き出しを増やしてくださり、この数学の授業が合格にも繋がった点だと思います。夏期講習では、医学部志望の友達もでき、色々情報交換などをしながら学習を進めました。
高3の4月からは英語・化学の受講も始めました。学校の授業では最低限の内容のみ扱うので、受験に向けて発展的な問題に触れたり演習量を増やすためです。
英語はもともと得意でしたが、先生の説明がわかりやすく、文法などを丁寧に教えてくださったので、学校とはまた違う視点で学ぶことができました。
化学は毎回課題が出たので、絶対勉強しようと思い、ペースメーカーになりました。添削問題についても、先生が授業で教えてくださったポイントを思い出しながら書くことで、記述問題がうまく書けるようになり、自信につながりました。
高3の4月末まではオーケストラ部で活動をしていました。高3に入ってからは受験勉強を本格化させようと思っていましたが、特に春休みは春期講習と部活動引退直前で忙しかったです。
また、青山高校では文化祭に力を入れていて、演劇発表などもあるので夏休みから文化祭までは勉強よりも文化祭準備を優先していました。その分、塾と学校の夏期講習には集中して取り組みました。
文化祭が終わった後は、翌日から周りの雰囲気も一気に受験モードに変わるので、自分もしっかり切り替えて本格的な受験勉強を再開しました。
東京科学大の医学部医学科の入試は面接もありますが、配点には加算されずに参考程度のため、聞かれそうな質問に対応できるよう、学校の先生に簡単に対策をしてもらいました。
勉強の気晴らしには、たまにピアノを弾いたり、学校で友達とお昼ご飯を食べながら話したりしていました。
共通テスト当日は、とくに緊張しませんでした。化学は点数的には良くなかったのですが、他の人も悪かったみたいなので助かりました。浪人してもいいから第一志望は変えずに東京科学大を受けようと思っていたので、個別試験の出願について迷いはありませんでした。
個別試験では「本当に東京科学大を受験しに来てしまったな…」と現実味があまりないまま臨みました。東京科学大の数学は独特で癖のある問題が出題されるのですが、私は模試などでよく出題されるような問題よりも、そういう癖のある問題のほうが過去問などを通じて得意だと感じていました。けれども、1時間めの数学が全然できませんでした。数学の試験終了後に「やるしかない!」とふっきれた結果、英語と化学は手ごたえを感じて終えられました。
翌日の面接は、けっこう緊張しました。1対3で、志望理由やどういう医者になりたいかを聞かれたり、面接内で自己紹介をするのですが、その内容に対する質問をされました。
私は自信がないタイプなので絶対落ちたと思い、他大学に出願していた後期試験に向けて勉強を続けていたのですが、合格がわかった時は驚きました。振り返って考えると、共通テストはほぼ満点をとらなくてはならないけれども個別試験は半分よりちょっとできれば合格、というのがピンと来ず、個別試験でも完璧を求めすぎていたのかな、と思います。
私は模試の成績がずっと悪くて、受かる見込みがあまりないと感じていましたが、結果的に合格することができました。やったことは全て無駄にはならないので、諦めずに行きたい大学に向かって頑張ってほしいと思います。
合格おめでとうございます!今後のご活躍を期待しております!
先輩たちの合格体験談を参考にして、自分を見つめなおし、自分なりの方策を確立させていきましょう。迷った時は、Z会の教室に相談してください!