志望大学に合格した先輩に受験を振り返ってもらいました。
慶應義塾大学
文学部 合格
O.R. さん 都立立川高等学校卒
(Z会個別指導教室 利用)
いつごろ決めましたか?
とても早い時期から大学は慶應がいいと決めていました。もうそれは保育園のころからでした。小中のときも特に志望大学を変えることもなく、漠然と慶應に行きたいと思っていました。そのため、高校受験で学校選びをするときも、慶應に入れる高校を選びました。小さい頃から慶應に行きたいと思っていた理由は、父と母が慶應出身で、父が慶應義塾湘南藤沢高等部で教員をしていることもあり、幼いころから文化祭に遊びに行ったりしていたため、慶應が身近だったからです。
学部については、高3になってから決めました。昔は学校の先生になりたいと思っていたこともあるので、教育関係もいいなと考えていたのですが、そのあと夢も変わったりし、色々な可能性が見いだせる文学部を志望するようになりました。慶應の文学部は、最初の1年間に総合的な科目などを幅広く受講でき、2年の段階で専攻を決められる点も自分にあっていると思いました。
小6の終わりから中3までZ会個別指導教室に通っていたので、大学受験の塾選びの際も、再びZ会に通いたいと思いました。
中学受験をした時に集団授業の教室に通っていたのですが、自分から質問にいけない、周りのペースにあわせないといけない、というのが自分にはあわないと思い、その時から次に塾に通うなら個別指導がいいと思っていました。もちろん、友達も通っている他塾も検討したのですが、個別指導の開講がなかったので、Z会個別指導教室に通うことにしました。
個別指導の良いところは、分からない問題があっても、先に進まずすぐに質問できる点です。それが自分の勉強スタイルにあっていました。
通い始めたときは、英語は本当に何も分からなかったです。単語も文法も何もわからなくて、ゼロからはじまったので、授業で先生に「この問題を解いてみて」と言われても、何も分からずすぐにギブアップしました。ですが、段々と演習を重ねていくうちに、自分で読めるようになっていき、自分では自覚がなかったのですが、先生に「きちんと読めるようになっている」といわれたときは、うれしかったです。
高2の10月ごろから高3の1学期までの授業では、宿題で出た英語の長文を解いていき、それを先生と一緒に1文1文を丁寧にじっくり訳して、精読していました。
高3の2学期ごろからは、自分で解ける力がついてきた感じがあったので、自分で解いてみて分からないところを質問したり、文法や他の私大の過去問を解いたりして演習を積んでいました。
あとは、先生に学習計画を見てもらえたこともよかったです。基本的には、自分で「〇月までには、これを終わらせよう」と決めてはいたのですが、これでいいのかと不安だったりしたので、先生にスケジュールを確認してもらい、軌道修正をしたりしていました。
個別指導だったので、自分に今足りないことを自由にやれる、という点がよかったです。
私は、英語の勉強では、順番を追って勉強していくやり方ではなく、同時並行で「文法・英文解釈・長文・単語」を一緒にちょっとずつ進めていくやり方をしたかったので、その時々で先生に「英文解釈が苦手なので、今日は精読メインでお願いします」「単語が苦手なので、テスト多めでお願いします」とリクエストできるのがありがたかったです。
先生も授業終わりに「次は何したい?」と聞いてくれるので、リクエストできました。自分にあわせた勉強ができた、というのがとてもよかったです。
私が受験勉強を始めたのは、高3の始業式のタイミングでした。完全に出遅れていたので、周りに追いつかないといけないという意識があり、基礎が固まっていないにも関わらず、英語の長文を解いてしまっていました…。
そういう状況だったので、まずは英語の長文をしっかりと読めるようにしようと思い、長文解釈をメインにすすめ、Z会では精読をするようになりました。
また、慶應の英語は、そんなに文法問題は出ないので、単語と長文に重きをおいて勉強をしていました。
日本史も早稲田などとは出題傾向が異なり、どこまで細かく知識を覚えているかを問われる問題が多いので、資料集を使ったり、一問一答で細かいところまで繰り返し覚えたりしていました。ただ、これは慶應対策の勉強だったので、共通テストではそれ用の対策をしなければなりませんでした。というのも、共通テストでは歴史の流れや年号を覚えないといけなかったので、12月以降は日本史の通史が学べる参考書をひたすら読んで覚えていました。
最後に国語ですが、慶應の国語は小論文だったので、学校で対策をしたり、Z会の通信教育で現代文の演習を積んだりしていました。慶應対策としては、これでよかったのですが、日本史と同様に共通テストでは現代文のほかに古文・漢文が必要だったので、共通テスト前に慌てて古文単語や漢文要点プリントを始めました。
結果的に、日本史も国語も共通テストでは85%取ることができたのですが、MARCHの一般入試対策はできず、国語が現代文だけの青学だけ合格した、という結果になりました。
すべての教科で慶應向けの勉強をしていたので、模試ではずっとE判定で、偏差値も50台で不安にもなりましたが、動き出しが遅く、時間がない人は絞って受験勉強をするのもいいのではないかと思います。
共通テストでは、日本史・国語は85%取れたと話しましたが、実は英語では頭が真っ白になってしまい、全然点数がとれませんでした。そのあとから、英文が読めなくなり、全く頭に入ってこなくなりました。慶應の入試前1か月もなかった時期なので、どうにかこの状況を脱却しないといけないと思い、焦ったときの対処法を塾の先生や学校の先生、あらゆる人に相談しました。その結果、この状態で長文を解いても意味がないと思い、過去問や長文からは一旦離れて、単語を覚えることに専念しました。それから少し体調も戻ってきたら、英文解釈をはじめ、さらに基礎を固める勉強を始めました。入試本番前は、過去問もあまり解いていない感じでした。
本番はとても緊張したのですが、絶対に受かりたいという思いがあったので、結果的に冷静に問題に取り組めました。よく「失敗してもいいやと思えば、焦らない」といいますが、私は逆で「失敗してもいいやと思うと、焦りに負けてしまう」と思っているので、絶対に受かりたい!という強い思いで、試験に挑みました。
英語の過去問を解いているときには、すべてきちんと理解し、読めたことがなかったのですが、本番では初めてきちんと読めて理解できました。
日本史も小論文もできたかな、という感触があったので、合格の可能性はあるかも、と思っていました。
合否は母と姉と3人で一緒にwebページで確認したのですが、私より先に母と姉が飛び上がったのがわかり、「あ、受かったんだ!」と思いました。そのあと、しっかり自分の目で「合格」をみて大号泣しました。
志望校が明白に決まっているなら、その大学の分析を徹底的にして、志望校に受かる対策を練るのが一番の近道です。とにかくその分析が大事になってきます。
あとは、学習計画を立てるときは「逆算」することも大事です。志望校合格を目標においたとしたら、いつから過去問を始めるかを考え、その過去問を始めるまでに知識を入れておかないといけない、そうなると今これだけやらないといけないので1日〇ページ進めることにしよう、と逆算していきます。そうすることで、今日はちょっと調子が悪いから少しだけでいいかな…と思っても、合格までの計算が狂ってくるので、やっぱり今日頑張っておこう!という気持ちになります。
あとは、適度に休憩を取ることを心がけてください。睡眠時間まで削って、長時間勉強をしすぎると、気持ちが落ちてくることがあるので、息抜きをすることも忘れないようにしてください。
合格おめでとうございます!今後のご活躍を期待しております!
先輩たちの合格体験談を参考にして、自分を見つめなおし、自分なりの方策を確立させていきましょう。迷った時は、Z会の教室に相談してください!