京大合格体験記「志望大変更はいつまでに決断すべき?」(2023年11月号)


 

模試の感触から第一志望大を変更したほうがよいか迷いが強くなる時期でしょうか。
学校の先生や友人と相談もしていることと思います。正解がない悩みですので、悩みの共感、迷いからの脱出のための参考として、Z会の先輩の声をご紹介します。

京大合格者に聞く「志望大変更はいつまでに決断すべき?」

変更先の入試科目がよほど特殊なものでない限りは、共通テスト後でよいと思います。諦めたくない想いがあるなら、共通テストまでは京大合格をめざして勉強してください。「変えようかな…」という迷いは、勉強への集中力を削いでしまうので、心を決めて勉強することが重要です。
とにかく今は、第一志望の大学のための対策を迷いなく行うことが、悔いのない受験のために必要だと思います。

事情は人それぞれですが、あなたは「浪人したくないから(という理由で京大以外を)選んだ大学」のために心血を注いで勉強できますか。受かったとして、それで納得できますか。
大学は4年間もあるので「受かる」ことだけでなく、進学後のことも考えましょう。願書提出ギリギリまで悩んでもいいと思います。

私は現役時代、11月に志望校を変えました。しかし、自分の中で迷いや悔いが残っていたり、モチベーションが下がってしまったりしたため、浪人することになりました。
2年目は、どうしても前期合格が欲しかったので、2月に入ってから東大から京大へ志望変更しました。京大の赤本を開いたことすら無かったし、結局赤本も3年分しか解くことが出来ないまま本番を迎えましたが、無事に合格できました。ギリギリに志望校を変える人は、周りを見た感想でも案外たくさんいます。大学ごとに傾向は違えど、必要な知識は共通する部分も多いので、ギリギリに志望大変更したとしても、すべてが無駄になるわけではありません。
その年に傾向が変わって、有利になることだってありえます。また、現役生は、特に秋の模試ラッシュが終わってから急に伸びます。今の時期に志望大を変え、モヤモヤしたまま本番まで過ごすより、ギリギリまで突っ走ってみてから、最後に現実と向き合って決断するほうがよいと思います。そこから、受けることになった大学に向けて、最後のひと月ほどをその大学研究に費やせばよいと思います。

Z会からのコメント

受験勉強の成果が思うように表に出ないときに発生しがちな悩みですね。
嬉しくない情報かもしれませんが、今志望大を変更してもしなくても、結局は来年の入試までは受験勉強が続きます。また、志望大レベルを下げたからといって合格できるとは限りません。いずれにしても、最大限の努力を続ける必要があります。

 

どうすれば楽になれるかという問題ではなく、自分が後悔しない選択をすることがよいと思います。そのような選択をできるようにするために、第三者の意見、たとえば学校の先生や保護者の方との会話はとても有効です。話してみると、意外にもあっさり解決できるかもしれませんよ。
それでも迷いが晴れないこともあるでしょう。人生のなかで、大きな選択の一つとなるので、迷うのは当たり前のこと。そういった場合は、今回の声のように、判断を先送りすることも正しい選択の一つです。ただし、やはりしっかり京大対策を粘ることが前提というのは言わなくてもわかりますよね。

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