高校生のみなさんは、塾・予備校・Z会のような教育会社から夏期講習などの案内が届き始め、「この夏の学習をどうしようかな…」と悩み始める時期でしょうか。
一人ひとり状況が異なりますが、Z会では、9月以降は過去問をはじめとした実戦的な演習の配分を大きくする学習スタイルをおすすめしています。
ですので、9月前の、夏までの今の時期は、高1高2範囲も含めた基礎固めや理解の隙をなくすための学習を進めて、秋以降の実戦的な演習につなげましょう。
今回は皆さんへ、23年度入試で京大に合格した先輩たちが合格後高1高2を振り返って「(早めに)やっておけばよかったこと」をご紹介します。皆さんはまだ時間の猶予があるはずですので、先輩の声を参考にこれからの学習計画を上手に調整しましょう。
「受験勉強を本格的に始めてから、やっておけばよかったと後悔したこと」を23年度入試合格者に聞きました。
英単語をもっと真剣に覚えておくべきだった。また、数学は既習範囲をこまめに復習しておくべきだった。
共通テストでしか使わない地理も、苦手なまま放置しないできちんと対策すればよかった。
古典単語と英単語はいくら早く始めても損は無いです。受験期にはずっと後悔していました。。
こちらのような「基礎固めを…」といった意見は今の皆さんにも、ぐさっとくるのではないでしょうか。
先輩の声にもあるよに、英単語・古文単語は早めに、そして一つずつ確実に定着できるように覚えていきましょう。
また、苦手な科目には目を背けたくなるかもしれませんね。受験本番近くになって焦らないように、覚悟を決めて早いうちに課題に向き合いましょう。課題克服に必要なことを書き出してみることから始めるのがおすすめですよ。
科目別の意見をピックアップ
英語 | DUOの派生語にも目を通しておけばよかった。 |
数学 | Z会の応用問題を復習まできちんと行って完璧にできるようにしておけばよかった。 |
国語 | 現代文の演習をコツコツやっておけばよかった。 |
理科 | 化学の基礎的な問題にもっと取り組んでおけばよかった。 |
地歴 | 日本史の基礎知識の定着。クリスマスにようやく通史が終わったので、共通テスト前に仕上げることができなかった。もっと早い段階から通史に手をつけるべきだった。 |
「基礎を早めに固めておきたかった」「復習も丁寧にしておきたかった」という声をいただいています。
わかってはいても、なかなか思い通りにいかなかったものと思われます。先輩たちの声を参考に、基礎を早めに固められるように今進めている学習計画を見直しましょう。
※23年度入試合格者アンケートの回答結果より作成。Z会調査。
Z会からのコメント
先輩のアンケートから、基礎知識に関する声が多くあることがわかりました。大学受験で求められる知識は多く、一朝一夕で身につくものではないので、今のうちから手をうっておきたいですよね。
この記事の公開日(6/26)の直後に読んでくれた皆さんは、まだ夏前。これから巻き返す時間は十分にあるはずです。あらためて自己分析し、身につけておきたい基礎をこれからどのように盤石にしていくか、学習計画を見直しましょう。
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