情報Ⅰ – 2026年度共通テストの分析&対策の指針

投稿日時:2026年2月9日

Z会の大学受験生向け講座担当者が、2026年度の共通テストを分析。「出題内容」「カギとなる問題」「攻略ポイント・対策アドバイス」を解説します。

共通テスト「情報Ⅰ」の出題内容は?

まずは、科目全体の傾向を把握しましょう。分量・問題構成、難度などを解説します。

試験時間と配点

時間 / 配点:60分 / 100点


全体の傾向

●大問数は昨年度同様4題だったが、マーク数は60と、昨年度の51から大幅に増えた。とくに、第1問はマーク数が11から15に、第2問では紙面が2ページ増えたことで、負担が大きく増したと考えられる。

●第2問のみ中問に分かれていることをはじめ、形式や配点、大問ごとの出題分野などは昨年度と同様。

●教科書の内容を暗記していないと正解できないような知識問題の配点は10点程度であり、初見のテーマについてその場で理解しながら考えていく問題が中心。そのため、教科書の内容だけを理解していても思うように得点できない可能性があるが、試行問題や過去問を通じた演習は、対策として有効。

●設問そのものの難易度は昨年度と同程度なのだが、第1問 問2や第2問 A・Bでは、思考のステップが増え、状況の把握や解答に時間を要する設定だったため、難しく感じた人が多かったと考えられる。


大問別の難易度、配点、テーマ・分野

※難易度は共通テストの受験生を母集団とする基準で判定しています

第1問[標準](配点:20点) 小問集合
第2問[やや難](配点:30点) 情報通信ネットワーク、シミュレーション
第3問[標準](配点:25点) プログラミング
第4問[標準](配点:25点) データの活用

情報Ⅰの「カギとなる問題」は?

次に、情報Ⅰで「カギとなる問題」を見てみましょう。合格点をとるうえで重要な問題を取り上げ、攻略ポイントを解説します。
第1問 問2

クロスステッチに馴染みがある人は有利だったかもしれない。A・B・Cの3つの変換があり、考える要素が多い小問だが、最終的な図案の対称性に気づくと、正答の妥当性を判断できる。


第2問 A 問2

住民証明に関するセキュリティの向上についての問題。生活に関わりのある題材で「情報Ⅰ」らしい問題。2段階で行うセキュリティ向上施策のうちの1段階目である問2をクリアできると、以降の見通しがよくなる。ここでは、要求する情報、得られる情報、それらの順序の見極めがカギ。


第2問 B 問1

問われているのはOR演算(論理和)の結果のみだが、以降の問題を見ると、この段階でAND演算(論理積)の結果も確認しておくのが得策。黒0000(2)と白1111(2)、OR演算とAND演算の組合せは(2✕2=)4通りあり、各組合せによる表示を整理できると、あとはパズル的に解くことができる。


第3問 問1

問2以降で考えるプログラミングの道筋を理解するための設問。体験時間と待ち時間の考え方を表す図1や表1も使いながら、到着・開始・終了時刻、待ち時間を正しく整理できるかがカギ。


第4問 問3 a

各選択肢と散布図を見比べながら、散布図を読み解けばよい。ここで読み取れることは、次のbのヒントにもなっている。


攻略へのアドバイス

最後に、次年度以降の共通テストに向けた攻略ポイントを確認しましょう。情報Ⅰで求められる力をふまえて、必要となる対策を解説します。

教科書の知識の確認

いわゆる知識問題の配点は10点程度だが、問題文の把握や考察には、情報Ⅰに関する様々な概念に対する理解は必須なので、教科書中の重要語句は、概念関連を中心に身につけていこう。プログラムの書き方やデータの活用は、問題演習を中心とした学習がよいだろう。また、情報Ⅰは、日常生活でも関連用語を目にする機会が多いので、理解が曖昧なものは、都度意味を確認する習慣をつけておくとよい。


本番形式の演習を

プログラムの書き方やデータの活用に関する問題演習は、本番型式が望ましい。共通テストの過去問は絶好の題材である。模試も積極的に活用を。模試は、得点が気になるが、大切なのは復習。プログラミングは、各行の実行結果を地道に書き出していくと、目的や手順が見えやすくなる。データの活用は、選択肢の多くが、データの読み取りや活用のヒントなので、選択肢の検討は、理解を深めるチャンス。


時間配分に注意

情報Ⅰの問題は初見の題材が多いため、問題文の把握に時間を要しがちなので、本番型式での演習を中心に、時間配分を意識して演習してほしい。演習経験を積むことで、考え方の引き出しも増え、解くスピードも上がり、思考の精度も上がっていく。


Z会の講座・お役立ち情報

Z会の資料請求で、
無料プレゼント!

Z会の通信教育の資料請求 高1、高2、高3対象

確かな合格実績を誇るZ会が、大学入試の変化と戦い方をまとめました。

志望大合格には、“正しい合格戦略”を練ることが重要です。自信をもって大学受験対策を続けるためにも、「“今どきの大学入試”がわかる」この情報誌をぜひご覧ください。

情報誌と一緒に、Z会の通信教育(高校コース)の資料もお届けいたします。

受験に役立つ情報をLINEで配信中!

Z会では、「Z会の通信教育」LINE公式アカウントで共通テストをはじめとする大学受験に役立つ情報を配信中。学習アドバイス・おすすめ講座情報・お得なキャンペーンなどを随時お届けしています。ぜひご登録ください。

  • LINE友だち追加

 

本記事を読んでいただきありがとうございます。記事をX(旧Twitter)でポストしてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします!

 

同じカテゴリの人気記事

数学Ⅰ,数学A – 2026年度共通テストの分析&対策の指針

Z会の大学受験生向け講座の数学担当者が、2026年度の共通テストを分析。出題内容や「カギとなる問題」の攻略ポイント、次年度に向けたアドバイスなどを詳しく解説します。 出題内容 カギとなる問題 攻略アド... (続きを読む)

詳細を読む

英語リーディング – 2026年度共通テストの分析&対策の指針

Z会の大学受験生向け講座の英語担当者が、2026年度の共通テストを分析。出題内容や「カギとなる問題」の攻略ポイント、次年度に向けたアドバイスなどを詳しく解説します。 出題内容 カギとなる問題 攻略アド... (続きを読む)

詳細を読む

国語 – 2026年度共通テストの分析&対策の指針

Z会の大学受験生向け講座の国語担当者が、2026年度の共通テストを分析。出題内容や「カギとなる問題」の攻略ポイント、次年度に向けたアドバイスなどを詳しく解説します。 出題内容 カギとなる問題 攻略アド... (続きを読む)

詳細を読む

共通テスト分析「傾向」と「対策」の他の記事を見る

Z会の各種サービスのお申し込み・資料請求はこちらから