数学Ⅰ,数学A – 2026年度共通テストの分析&対策の指針
投稿日時:2026年1月18日
Z会の大学受験生向け講座の数学担当者が、2026年度の共通テストを分析。出題内容や「カギとなる問題」の攻略ポイント、次年度に向けたアドバイスなどを詳しく解説します。
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共通テスト「数学Ⅰ、数学A」の出題内容は?
まずは、科目全体の傾向を把握しましょう。分量、問題構成などを解説します。
試験時間と配点
時間 / 配点:70分 / 100点
全体の傾向
●2025年度と同様に、大問4題構成であり、全問必答問題である。
●これまでは、2次関数や図形と計量の問題で「具体的な実社会での設定に対して、数学を適用して解釈する問題」が出題されていたが、2026年度はデータの分析と場合の数と確率のみに落ち着いた。
●大きな出題方針に変化はないが、これまでの考察を振り返させる問題が多くなった。
●総時間に対する分量が多いという特徴も継承されたが、計算量を減らす工夫など配慮がなされている。
●各大問や中問の前半は比較的手をつけやすい問題が多いが、後半は振り返りの考察が長いものなど、数学が得意な人でも差がつきやすい設問もいくつか見受けられた。難易度は2025年度と比較して、やや難化したものと考えられる。
●第1問、第2問について、2025年度と同じく中問2題構成である。
大問別の配点、テーマ・分野
| 第1問(配点:30点) | 集合と論理、図形と計量 |
|---|---|
| 第2問(配点:30点) | 2次関数、データの分析 |
| 第3問(配点:20点) | 図形の性質(空間図形) |
| 第4問(配点:20点) | 場合の数と確率 |
数学Ⅰ、数学Aの「カギとなる問題」は?
次に、数学Ⅰ、数学Aで「カギとなる問題」を見てみましょう。共通テスト特有の問題や、合格点をとるうえで重要な問題を取り上げ、攻略ポイントを解説します。
●第1問〔2〕、第3問、第4問の最後の設問において、それまでの考察を振り返って考察する問題が出題された。2026年度に限らず「振り返り」は共通テストが重視しており、これから対策を始める来年度以降の受験生はまずは、これらの問題の検証から初めてみるとよいだろう。
●第1問〔1〕は集合からの出題であり、整数の絡みの内容であった。第1問〔1〕は手のつけやすい計算を主体とした数と式の問題であることが多いが、2026年度はやや手を出しにくいように感じた受験生もいたものと思われる。
●第4問の最後の設問は、高得点者の中でも、差がついたと思われる。
攻略へのアドバイス
最後に、次年度以降の共通テストに向けた攻略ポイントを確認しましょう。「数学Ⅰ、数学A」で求められる力をふまえて、必要となる対策を解説します。
教科書の知識をしっかりと身につける
思考力や判断力を問う出題が多い共通テストであるが、こうした問題はそもそも基礎的な知識が身についていることが前提で出題される。教科書に載っている知識をすべて身につけ、扱えるようにしておこう。
探究心を大切にする
思考力や判断力を問うと一口に言っても、「グラフを読み解く」、「知識を発展させる」、「深掘りさせる」など、さまざまなバリエーションがみられるが、いずれも、慣れていないと時間がかかってしまったり、方針に気づけなかったりする。ここでいう「慣れ」とは、問題をたくさん解くことだけでなく、一度考えた内容を振り返ることで身につけられるものであることを意識してほしい。取り組んだ問題の量だけが大切なのではなく、1つの問題に対する取り組み方も同じく大切で、たとえば「別の考え方でも解けないか」、「こういうときはどう考えようか」など、さらに視野を広げて探究することで、様々な状況への対応力や考える力を身につけることができるだろう。
「自分を信じる力」を本番で維持できるかが最も大切
「自分を信じる力」を本番で維持できるか、一番大事なのはそこである。そのために、良質な演習の積み重ねが大事。早い時期から、さまざまなレベル・ジャンルの問題に触れて、万全の対策を進めておこう。
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