差がつく一問_第2弾(東大国語編)

 

2019年度の合否を分けた「差がつく一問」は?

Z会では、2019年度の受験生の答案を独自分析。合格者と不合格者の答案を比較し、「どの大問の出来が合否を分けたのか」を検証しました。それにより導き出された「差がつく一問」は…?

差がつく一問は、

≪第三問≫

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実際の答案&添削を見ながら、差がつくポイントを確認しよう!

以下の答案は、実際に入試を受験したZ会員の先輩がつくってくれた再現答案です。目標点(合格ライン)には達していません…。
まずは、実際の答案をZ会の添削指導付きで見てみましょう。そのうえで、Z会の分析を読み、どこで差がついたのかを確認していきましょう。

※満点・目標点はZ会の分析による。志望科類(学部)によって、過去問添削の成績表に表示される目標点と異なっていることがあります。
目標点とのギャップ、どう埋める?

どの設問もひととおり解答欄を埋められており、一見すると大意の読み誤りもなさそうな答案です。しかしながら解答を詳細に見ると、訳語の選択や文脈を踏まえた説明が不十分な箇所が目立ち、目標点に届かない結果となっています。
(一)aは「不僅……」の句形、「此」の指示内容の具体化が出来ておらず、ともに減点対象。(三)では「学校の本分」がどのようなものであり、どう「一変」したかについての説明が不十分で、それぞれ減点となっています。
入試本番でこのような思わぬ失点を積み重ねてしまわないよう、書き上げた答案は必ず第三者の客観的な評価を受けて、減点の余地のない答案を作成する練習を繰り返すことが不可欠といえます。

受験生全体の解答傾向は?

Z会で作成した採点基準をもとに再現答案を採点してみると、文系(30点満点)、理系(20点満点)ともに、合格者平均と不合格者平均で概ね3点程度の差がつく結果となりました。不合格者の答案では、特に(一)a「不僅……」を〈少しではない〉と解釈したもの、d「草野」を〈凡人・俗世間〉など〈(朝廷と対比した)民間〉から外れて解釈したもの、といった細かな訳出ミスの積み重ね、(三)(四)の説明問題における踏み込み不足などが目立ち、合格者と不合格者間で差が開く要因となっていました。
全体として、
・漢字のもつ意味や句形表現など、傍線部の細部も漏らさずに丁寧に訳出・解釈する。
・説明の上で必要な内容を端的な表現で補足する。
・問題文や設問の趣旨に合致するよう、解答のまとめ方や用いる表現を工夫する。
といった東大古典において求められる取り組みの差が、実際の答案における出来の差として表れていたといえるでしょう。

 

Z会で、合格に直結する東大対策を!

Z会分析担当者からのメッセージ

文章が「読める」からといって、それだけで設問が「解ける」とは限らないことが、東大国語の大きな特徴です。東大国語で合格点を確保するには、限られた解答欄に読み取った内容を的確にまとめ、答案の完成度を高めるための記述・表現の工夫が求められます。東大頻出の文章ジャンルや東大特有の狭い解答欄に慣れるためにも、早い時期から過去問演習に取り組んでおく必要があります。加えて対策として重要なのは、問題をただ解いただけで終わりにせずに、添削指導を受けて答案の出来や改善点を把握し、入試本番に向けて解答の質を高めていくこと。Z会の「過去問添削」なら、入試本番に近い形の演習と、東大国語を熟知したプロの添削指導によって、合格にぐっと近づくことができます。

 

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