東大合格体験記「秋からの学習姿勢」(2023年9月号)

 

「夏に終わらせようと思っていた基礎の定着が終わってなくて、秋からでも挽回できるか」という悩みがある方は必見です。類似の悩みをもっていた先輩の声を参考に、これからの学習計画や姿勢を見直しましょう!

東大合格者に聞く「秋からの学習姿勢」

基礎の定着が全て終わるまで問題演習を行わないという時間的な余裕は無いはずなので、定着した部分から過去問演習や実戦的な問題演習を行っていきましょう
もちろん、基礎の定着も優先度高めで行っていく必要はありますが、基礎の定着が最後まで終わらないうちにも、できる問題演習があるはずです。「分野別に過去問が配列されている問題集を買って、基礎固めが終わった分野から取り組む」「それぞれの年の決まった番号の大問のみを解く」などの工夫をするとよいでしょう。

基礎が定着していないと厳しいですが、これから基礎をやろうとしてもなかなかそのような時間は無いと思います。そこで、問題集や過去問に取り組み、そこでできなかった問題について基礎を復習、定着させるという「逆算型勉強法」がおすすめです。
「基礎の定着」というのは曖昧なもので、自分が定着したと思っていても全然だということもあるし、基礎を完璧に固めたとしても、どんな問題も解けるというわけではありません。
受験の最終的な目標は「合格」なので、「基礎の定着」はあくまでも手段です。「合格を掴み取るために限られた時間で何をすべきか」をしっかり自己分析をしてから勉強に取り組んでいくのがよいと思います。

基礎はすべての基本なので、絶対に疎かにすべきではありません。ただ、基礎ができてないからといって応用に入らないと時間がなくなってしまいます。両者を少しずつ進めていきながら、応用に取り組む時間を徐々に増やしていくのがよいと思います。

夏に基礎の定着を終えようと思っていても、予想以上に時間がなく間に合わないというのは「ありがち」ですが、夏以降にまとまった時間をとることが現実的に難しいのも事実です。
ポイントとしては、演習に取り組んだあとに復習する際、基本事項をしっかり確認することです。私も、夏休みに世界史の復習が終わらずに焦りましたが、論述問題の演習を行う中で、わからない知識を教科書などを使って覚えるようにしていたら、十分に間に合いました。
また、夏以降の演習はまとまった時間を要するものが多くなると思うので、スキマ時間を見つけて、基礎の定着を図るようにしましょう。

10月までは基礎の定着にある程度時間をかけてもよいと思います。ただ、本番を意識して問題演習を行いつつ、解答をじっくり読んで基礎の定着に励むなど、基礎と応用を両立しておくほうが無難だと思います。

Z会からのコメント

「実戦演習のなかで、適宜基礎を復習」という意見が多かったですね。たしかに、そろそろ入試レベルの実戦演習に時間を割きたい時期となります。演習のなかで、おぼつかない箇所が見つかったら、そこを補完していく、といった学習スタイルで進めていくことも検討しましょう。

二人目の回答にあるように、「基礎固めは、受験勉強のゴールではなく、合格を掴み取るための手段」のはずです。入試本番まで残り約4〜5カ月、目標点(合格点)をとれるようにするべきことの優先順位をつけて受験勉強を進めていきましょう。

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