東大合格体験記「志望大変更はいつまでに決断すべき?」(2023年11月号)


 

模試の感触から第一志望大を変更したほうがよいか迷いが強くなる時期でしょうか。
学校の先生や友人と相談もしていることと思います。正解がない悩みですので、悩みの共感、迷いからの脱出のための参考として、Z会の先輩の声をご紹介します。

東大合格者に聞く「志望大変更はいつまでに決断すべき?」

現役で入りたいという思いはあると思いますが、何より大事なのは後悔しないことだと思います。模試の結果で志望校を変更し、納得しないまま勉強を進めていてもモチベーションが十分に上がらず集中できないということもあり得ます。「自分にとってどの選択が一番納得できるのか」という観点で考えていくとよいと思います。
もちろん受験テクニック的に言えば、秋以降の志望校変更はかなり難しいのは事実ですがそんなものは一般論に過ぎません。自分自身の人生は他人や一般論に流されるのではなく、しっかりと自分で最後まで考え抜いてみてください。

変更するのは簡単ですが、変更により自分の可能性を狭めてしまうことにもなりかねません。変更はいつでもできるので、とりあえず今はまだ可能性を広げるために東大合格へ向けての勉強をしていきましょう。
そして最終的に決めるのは共通テストの後くらいで良いと思います。それまでに自分の思いもよらないほど学力が上がったりしているかもしれません。未来は不確定なものなので、その自分の不確定な将来のためにも志望校変更は出来るだけ遅めをおすすめします。

決心するというよりは、常々、併願校や第二志望についてある程度考えておき、今後の模試や入試本番などでどのようなレベルの点数が出ても対応できるよう、あらかじめ親や先生などと相談しておくべきです。
この種の問題は、直面するのは辛いことでもありますが、放置しても解決はしません。むしろ直前になって混乱に陥ると、悩みが最も面倒な形で顕在化しかねません。浪人する予定もしくは環境が無ければ、次善の策を少しずつ考えておく必要があるでしょう。

志望校については学校の先生に相談することが最もよいと思います。過去のデータはもちろん、先輩の体験談などもたくさん知っているはずです。先生の話を聞いた上で、「自分が後悔しない」何より「自信が持てる」決断を下してください。

Z会からのコメント

受験勉強の成果が思うように表に出ないときに発生しがちな悩みですね。
嬉しくない情報かもしれませんが、今志望大を変更してもしなくても、結局は来年の入試までは受験勉強が続きます。また、志望大レベルを下げたからといって合格できるとは限りません。いずれにしても、最大限の努力を続ける必要があります。

 

どうすれば楽になれるかという問題ではなく、1人目と4人目の声のように、自分が後悔しない選択をすることがよいと思います。そのような選択をできるようにするために、第三者の意見、たとえば学校の先生や保護者の方との会話はとても有効です。話してみると、意外にもあっさり解決できるかもしれませんよ。
それでも迷いが晴れないこともあるでしょう。人生のなかで、大きな選択の一つとなるので、迷うのは当たり前のこと。そういった場合は、2人目の声のように、判断を先送りすることも正しい選択の一つです。ただし、やはりしっかり東大対策を粘ることが前提ですよ。

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