「地学基礎」2019年度センター試験分析

■分量と難度の変化(理科(1)…時間/配点:2科目60分/2科目100点) 

・難易度は昨年度より難化。例年通り,地学基礎の範囲全体から満遍なく出題された。
・ページ数やマーク数などの分量感は昨年度と変化はなかった。しかし、やや難度の高い図の読み取り問題や計算問題、細かな知識を問う問題が出題されたため、時間的な余裕はなかったと思われる。
■今年度入試の特記事項

 ・マーク数は昨年度と同じ15であったが、6択の問題が2題から5題に増えた。これ以外は4択問題であった。
・目新しい出題はなかったが、上述の通り、やや難度の高い図の読み取り問題や計算問題が複数出題されたため、解答に時間を要した受験生が多かっただろう。
■いま解いておきたい問題 第1問 問9

火成岩中の二酸化ケイ素の含有量…特別な知識は必要ないが、問題文からスムーズに立式できるかどうかが解答へのカギであった。苦戦した受験生も多かったと思われる。
■大問別ポイント 

第1問 固体地球、地震、地球史、古代生物、火山、鉱物
・第1問では地球の構造に関する問題が出題されることが多かったが、今年度は出題がなかった。
・問2の地震の計算問題、問4の露頭形成の過程を問う問題、問9の火成岩中の二酸化ケイ素の含有量の計算問題はやや難度が高かった。過去のセンター試験でも同様の問題が出題されているので、このレベルの問題はぜひ解けるようになってほしい。

 

第2問 天気図の読み取り
・冬の日本の天気図の読み取り問題であった。天気図に慣れていないと解答に戸惑ったかもしれない。

 

第3問 恒星の誕生と宇宙の進化
・昨年度に引き続き会話形式の問題であったが、問われている内容は知識であった。とくに、問2、問3は細かな知識が必要だったが、教科書には載っている内容である。教科書を丁寧に読み込んで知識を整理しておいてほしい。

 

攻略へのアドバイス

問題演習のための時間をしっかり確保しよう。

高3の夏休みを目処に,一通り知識をかためたうえで,予想問題に取り組むとよいだろう。Z会の通信教育の専科「センター攻略演習セット」を用いて,さまざまなジャンルの問題演習を重ね,本番でどのような文章が出題されても対応できるようにしておこう。書籍『解決!センター地学基礎』などで,分野別のセンター対策を行ってもよいだろう。
また、今年度は地球温暖化やオゾン層の破壊などの環境問題からの出題がなかったが、出題されやすい単元なので、日頃からニュースや新聞などを積極的に利用しておくと対策につながるだろう。

▼地学基礎担当者からのメッセージ 
基礎科目だからといって,試験直前の暗記で何とかなるほど,センター試験は甘くない。地学基礎では,正確で曖昧さのない知識がないと答えられない設問も多く,計算問題や考察問題も出題される。早めに知識をかためたうえで,演習問題に取り組む時間を確保するようにしよう。

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