共通テスト学習相談室(2024年3月号)

投稿日時:2024年3月30日

この時期に多かった共通テストの学習に関する相談・悩みを、過去に公開した相談と回答からのピックアップしました。きっと皆さんが気になっていることと思います、ぜひ参考にしてください!

 

今年の共通テストを解いてみたが、得点が伸びなかった…。

受験生の悩み

今年行われた共通テストを3教科解いてみました。英語は約9割、国語は約7割だったのですが、数学が3〜6割しかとれませんでした。来年に全体で8~9割を取れるようになるのかが心配です。国語と数学の共通テスト対策はどのようにしたらよいでしょうか。

【高3、京都大学(文系)志望】

Z会がお答えします!

学習支援担当

共通テストは出題形式が独特なため、試験時間内に高得点を取ることができるように対策を行うことは必要です。とはいえ、教科の学力は個別試験対策と共通テスト対策で重なる部分はありますので、当面は時間を要する個別試験対策を優先させながら、共通テストの問題に対応できる力(たとえば問題形式に慣れるなど)を徐々につけていくとよいでしょう。

一方で、今回の共通テストを解いてみた結果の得点はともかく、時間無制限で解いて解けない問題がないかどうかは確認しておいてください。現時点では時間を要してでもほぼ全問を解くことができるのであれば、基本的な力は有していると判断できますので、時間内に解けなかった問題については、もう一度チャレンジしておきましょう。

 

共通テスト対策の学習計画について

受験生の悩み

共通テストの対策、過去問演習はいつから始めたらいいですか?

科目は国語と地理です。国語は文法、句法、単語の暗記の途中です。地理は特に何もしていません。

【高3、北海道大学総合入試 理系 志望】

Z会がお答えします!

学習支援担当

国公立大学を受験する場合は、基本的に2次試験で利用する科目は2次試験対策を中心に学習をしていきましょう。

2次試験対策を中心に行っておくことで、基本的な問題への対応は出来るようになるので、あとは過去問等を用いて形式に慣れる練習をすることになります。そして、国語や地理のように2次試験で利用しない科目に関しては、まず知識のインプットに励みましょう。そのため、現在国語の学習として古典の文法や単語等を学習しているので継続していきましょう。地理に関しては、徐々にでも良いので、時間を確保して知識のインプットを始めておけるとよいです。マーク形式の模試などを受験した場合に復習をしっかりと行って、新たな知識はノートにまとめておき、それを使った学習もしていくと非常に有効なインプットができるので、オススメです。

これらの基本演習やインプットを踏まえた上で演習をしていくと良いので、基本的に共通テストの過去問演習は11月後半頃、遅くとも12月からは始められるように準備をしていきましょう。地理などは後回しになりがちですが、早めから少しづつ知識を蓄えておくことで、最後に他教科の学習を優先できるようになるので、計画を立てて、学習に取り組んでくださいね。

 

模試はいつごろからどのくらい受けるべきですか?

受験生の悩み

年間計画を立てているのですが、模試を多く受けすぎると復習の時間が足りなくなるような気がします。

1年間どのようなスケジュールで受験するのが良いか教えてください。

【高3、京都大学 総合人間学部 志望】

Z会がお答えします!

学習支援担当

模試については、共通テスト模試は年4回程度(①5月あたり、②夏、③秋、④直前期)を軸にして、試験時間内での得点率を最大化することを目的として、受験すると良いです。

記述型の模試は、夏と秋の京大模試(実戦・オープン)を計4回受験すれば十分でしょう。

5月の駿台全国は、夏前の自分の実力を試すのには良い機会なので、受験してもよいかもしれませんね。

 

Z会の講座「共通テスト攻略講座」の難易度は?

受験生の悩み

Z会の「共通テスト攻略講座」は、実際の共通テストと同じくらいの難易度を想定していますか?

【高3、千葉大学 医学部 医学科 志望】

Z会がお答えします!

学習支援担当

Z会の通信教育『共通テスト攻略演習』は、共通テストと同じ難易度の問題演習をするわけではなく、どうすれば本番で9割を取れるか、ということを主眼においてカリキュラムが作成されています。苦手分野やそのときの個々人の学力にもよりますが、共通テストと比較してきっと歯ごたえを感じる問題もあります。解答解説もしっかりついてきますので、復習を通して今後解けるようになればよく、難しさという点だけで心配しすぎる必要はありません。

演習内容自体も毎月共通テストと同じ形式の問題を解く、というのではなく、直前期までは各月毎にテーマが設定されており、それに応じて演習を通じて実力を強化していくという内容になっています。毎月取り組むことで効率よく共通テスト対策を進めていくことができます。コンスタントに共通テスト対策を計画に組み込める機会ですので、ぜひ時間を取って取り組んでくださいね。

 


Z会からのアドバイス

共通テストは、教科書の範囲内の理解度を、教科書の記述とは異なる形で試される試験です。そのため、問いに正確に答えることのできる力を養成することが、まずは必要となります。

春先は、個別試験対策も含めて、自身の学力を増進することが重要な時期ですので、「正確な知識の定着」「確かな処理能力」の2つを養成するトレーニングを積んでいきましょう。手元の問題集、あるいはZ会のカリキュラム学習、AI速効トレーニングの問題を、時間を要してでも確実に正解できるように、解けなかった問題を中心に、繰り返し演習を行うことが重要です。

ところで、基礎を「完璧にする」ことは普通に考えると不可能です。そのため、「できることを増やす」イメージで勉強を進めると良いです。既習範囲をざっと見渡して、弱い分野・項目を見つけ、その弱点克服に時間を費やしつつ、全分野的に問題演習を行うと、全体的なレベルアップを図ることが可能となり、その結果が共通テストにおける高得点につながりますよ。


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