2023年度大学入試合格者座談会|Z会個別指導教室

2023年春、Z会個別指導教室から難関大学に見事現役合格した3人の卒業生の方に集まっていただき、指導した担当講師と交えて座談会を開催いたしました。Z会個別指導教室に入るきっかけや、大学受験に向けての学習の進め方や指導時の様子など、率直に語っていただきました。

座談会参加者

・京都大学工学部地球工学科合格 和﨑 敦貴さん(都立桜修館中等教育学校卒業)
・一橋大学社会学部合格 早川 慶さん(都立桜修館中等教育学校卒業)
・東京工業大学物質理工学院合格 M.E. さん(攻玉社高等学校卒業) ※以下Mさん

参加講師

K.K.講師(東京工業大学在籍:和崎さんの英語、Mさんの英語・数学・物理担当)
K.S.講師(東京工業大学出身:和崎さんの数学・国語、K.K.講師に引き継ぐまで英語担当)
Y講師 (慶應義塾大学大学院在籍:早川さんの数学担当)
M講師 (東京工業大学在籍:早川さんの英語担当)

 

 

集団授業よりも手厚いサポートがよかった

左側 Mさん

– Z会を選んだ理由、入ろうと思ったきっかけを教えてください。実際に通ってみてどうでしたか?

Mさん:学校の周りの子が利用していたのをきっかけにZ会の教室に興味を持ち始めました。最初は、中学2年の夏からZ会東大進学教室の集団授業を受講していました。しかし集団授業の進度が学校のカリキュラムに合わなかったため、個別指導のほうがフレキシブルだと思い、Z会個別指導教室での受講に切り替えました。Z会個別指導教室では、講師の方が一人ひとりに合ったカリキュラムをちゃんと考えてくれて、集団授業よりも手厚いサポートがよかったです。

K.K.講師:Mさんは好奇心が強かったので、授業の際は勉強だけではなく、受験の先が見えるような大学範囲を見据えた授業を意識していました。それがMさんに合っていたのだと思います。

和崎さん:元々は英会話の塾に通っていましたが楽しくなかったので、英語そのものの勉強をしたほうがいいのではないかと考えて、塾を探すようになりました。集団授業で学ぶのなら学校の授業と変わらないのではないかと思い、個別指導の塾を色々見て回っていました。その中でZ会個別指導教室の雰囲気、先生との距離の近さに惹かれて入塾を決めました。
授業の振り替えにも柔軟に対応してくださったのが、通い続けることのできた要因だと思います。講師の方々もいい先生ばかりでした。また、塾の自習室を多く利用していました。自習室ブースが授業をしている場所と近かったので、静かすぎずリラックスできたのが良かったです。

K.S.講師:私は自分の頭で考えられる人が伸びると思っています。その点では和崎さんは「この時期までに○○をやろう。」と勉強の話よりもスケジュールの話を多くしていましたが、それをしっかり咀嚼してくれました。

K.K.講師:和崎さんは「今、自分に必要なものはこれ」と何をやるべきか優先順位が見えていました。

中央 早川さん

早川さん:個別指導塾を探していた際に、色々な塾を見ていた中で、和崎さんにも勧められたZ会個別指導教室の入塾面談に行き、そこで受講することを決めました。私は塾に入るのが遅くて(高2の12月から)出遅れた感がありました。そのため、無駄なことをせずにわからないことだけを教えてくれたことが個別指導にしかできないことであり、よかったです。また私は授業は質問をたくさんしながら、先生と一緒に考えたいタイプだったので、一緒に問題を考えることで、先生の頭の中を覗き見ている感じがしてよかったです。

Y講師:私は理系で数学を教えていたのですが、早川さんは文系志望のため、文系数学の傾向のすべてを把握しているわけでは無いということもあり、早川さんにどんどん質問してもらえることで逆に指導もしやすかったです。

M講師:受験期の夏より英語の指導をしましたが、早川さんは夏の時点で英語の単語、文法、暗記ができている状態でした。そのため、志望大対策に向けて発展的なことから指導を始めることができたので、塾をうまく使えているなという印象がありました。人柄がよく、授業を頑張ろうと思えるような生徒で、また「ここが弱いのでやってください。」というようなリクエストをたくさんしてくれました。

 

– みなさんが志望校を決めたタイミングを教えてください。

Mさん:小さいときから研究者になるのが夢でした。研究者になるためには難関大学に行かないと難しいと思い、中学に入る前は東京大学を志望していました。しかし中3のときに東京工業大学のオープンキャンパスに行き、理系の研究好きの学生をたくさん見かけて、楽しそうだという印象を受けていました。高2で成績が伸びたのでやはり東京大学を受験することを考えていましたが、高3の秋に成績が落ちてしまったため、大学受験のチャンスを増やすためにAO入試を受けることを決めました。東京工業大学の総合型選抜は知識をできる限り書くというスタイルで、深く考えることが好きな自分との相性が良いと思い、受験を決めました。

早川さん一橋大学の中でも社会学部を受験することにしたのは、受験科目の配点で苦手な数学の配分が低く、社会の配分が高かった(世界史が好きだった)からです。高2の時に決めましたが、志望学部として決めた後に受験勉強を進めていくうちに、社会学部が好きになっていきました。

和崎さん最初は国立大学を志望とはしていなくて、早稲田大学創造理工学部の経営システム工学科を志望していました。しかし高1の夏の模試で京都大学がA判定だったこともあり、京都大学に興味を持つきっかけになりました。地球工学科を志望した理由は、私は登山が好きで日頃から環境破壊を目の当たりにし、環境に興味があったため、地球工学科で学ぶことで何かできるのではないかと思ったことです。また京都大学のオーケストラが強いので、楽器をやっていたことから興味を持ちました。また一人暮らしをしてみたかったのもあります。

 

講師が受験会場まで応援しに来てくれて、とても心強かった

– 受験勉強でどんな戦略が合格につながったと思いますか?

K.K.講師:Mさんの受けた東京工業大学の総合型選抜は、研究者の卵を見つけるというもので、好きなことはとことん追求するMさんにとても合っていた選抜方法ではないかと感じます。追求したいという性質のMさんは、大学に行って早く次のステップに行ってほしいと思っていました。だからこそ大学受験のような形式ばった部分にMさんは苦しんでいるように思ったと同時に、最終的には総合型選抜でMさんの良さが生きたのではないでしょうか。

Mさん:実は試験前に合格する前提の笑顔で受験会場で写真を撮りました(笑)。それで逆に平常心になり落ち着きましたし、K.K.講師が受験会場まで応援しに来てくれたのはとても心強かったです。
私は自分の強みがわかっていたと思います。好きな科目のみで合格することはあまりないけれども、自分に合った受験の枠組みや入試形態を探すという戦略が良かったのではないかと思います。総合型選抜はインターネットでの詳細情報が少なかったのですが、貪欲に探しました。

オンラインで参加してくれた和崎さん

早川さん:数学が苦手で、点数配分の低い学部を選びましたが、それでも捨てずに入試直前まで学習したことが最終的に良かったのではないかと思います。私は英語はできていたので、暇な時には数学の問題を解くようにしていました。どんどん解いて理解していく中で、数学を好きになれたのがよかったです。

Y講師:早川さんは本人は苦手と言っていますが、最初からある程度は数学ができる生徒でした。一橋大学の試験問題は特殊ですが、早川さんは過去問を解く中で、問題をこなすだけではなく、傾向を分析できていたので、過去問の使い方がわかっていました。

早川さん15年分くらいの過去問をやりました。それによって時間配分、捨てる問題、解くべき問題を見極めるなど、自分のやるべきことを戦略として練ることができました。

和崎さん私は高1、2ではずっと一つの問題集をやってました。その後早くから過去問を解き始めて、最終的に50年分の過去問を解いていました。そのおかげで、問題傾向や時間配分がわかり、また本番に緊張することもありませんでした。最初に問題集で基礎を固めてから過去問に移ったのも良かったと思います。

K.S.講師:自習でできることをやらせたくなかったので、授業では英語の構文や数学の演習などを高2までに詰めていました。そのような戦略とWくんの努力で、高3からは多くの過去問を解く時間ができました。

 

– 受験直前期は3人ともいつも自習室にいましたね。

Mさん:リズムができていました。
学校が終わって塾に行き、ご飯を食べに行って、また塾へ、そして塾の周りを散歩して帰って寝る、という風にしていました。

 

-最後に後輩に向けてメッセージをお願いします。

Mさん:東京工業大学の総合型選抜は特殊ですが、受験勉強を頑張った人が辿り着ける抜け道だと思います。まずは高1までに受験に向けた基本的な学力を固めておくのがいいと思います。

早川さん:逆転合格はあると思います。私は受験勉強を始めるのは遅かったのですが、現役生は最後まで伸びるということ、そして伸びる自信があったので最後まで志望校は変えませんでした。Z会の教室にある使えるものは全て使ってください。志望校だけ見て研究すれば最終的に受かります。

和崎さん:私は第一志望に受かれば第二、第三志望が落ちてもいいと思っていました。高3になったら共通テストの対策も最小限にして、京都大学対策だけをしていました。一点特化の対策は大事だと思います。あと友達も大事な存在でした。早川さんなどと入試直前期にはずっと一緒にいました。午前は友達とカフェで勉強して午後はZ会の教室で勉強という日課がありました。学校でも京都大学を受ける友達と情報共有をしていました。友達は大事にしてください!

 

– ありがとうございました!

 


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