京大生が教える冬・直前期の過ごし方(共通テスト後から個別試験直前の学習編)

個別試験直前の時期におすすめの勉強内容や、個別試験本番に向けての注意点を、京大生の先輩がアドバイス。残り少ない期間で合格に少しでも近づくために、成功体験からヒントを得ましょう。

受験生のお悩み

京大に合格した先輩にお伺いします!
1月下旬~2月の個別試験直前期の勉強内容や、本番に向けて気をつけるべきことは?

京大生が回答!

京大の問題を徹底的に分析した上で作成された予想問題を解く

私はまず私立の過去問を、続いて国立の過去問、25カ年を解きました。赤本等だと解答用紙などは用意できないので、Z会の通信教育[特講]直前予想演習シリーズを本番を想定して取り組んでいました。理系だと、私立と国立で回答の仕方等は違っても要求される知識、技術はほとんど変わりません。私立の勉強も十分国立の対策になるので、無駄に感じる必要はないと思います。

京都大学工学部

Z会の教材に即したアドバイスも。

Z会の[専科]「京大即応演習」の問題はかなり難しめに作られており、なかには本番よりも難しいレベルの問題も含まれています。これはより高度な解法や発想に触れると同時に、本番で仮に例年よりも難化した場合に落ち着いて対処できるようにするためです。

本番でもすべての問題を完答する必要は全くありませんので、部分点狙いでしっかり目標点に必要な点数を取れれば問題ありません。たとえば、本番で大問1が明らかな難問であれば、ひとまず飛ばして残りの完答できそうな問題から着手し、それらを解き終わったうえで分かるところまで解答するのが最善でしょう。

ただし、十分承知のこととは思いますが、京大即応演習の復習はしっかり行ってください。仮に本番で難問が出題されたときに、京大即応演習で取り組んだ問題がアプローチのヒントになるかもしれません。部分点を稼ぐためには様々な解答のアプローチを知っておくことが必要ですから、京大即応演習で出題された解法や発想は確実に自分のものにしておくのがおすすめです。

京都大学工学部

「Z会の教材が溜まっている…」という方は、過去問演習もあるなかで全部終わらせることは無理なので、取捨選択しましょう。今自分が必要としている教材に絞ります。おすすめは、苦手分野の添削問題から優先して片づけることです。

例えば、[本科]「京大コース 日本史」であれば、8月号までの教材は基本的な通史と論述問題を扱い、9月号以降は実際の京大風の形式で問題演習をしていきます。日本史の通史が終わって基礎は完成しているようであれば、9月号以降の演習問題に取り組むのがおすすめです。各号の出題内容をサッと見たうえで、自分の対策が手薄な分野が問題に出されているようであればそれを優先しましょう

あるいは、[専科]「京大即応演習」については、まずは英数国の過去問演習に優先で取り組みましょう。過去問に目途がついたら、これも苦手分野から先に取り組むようにすると良いでしょう。例えば京大数学の整数問題が苦手であれば、「京大即応演習」で整数が出題されているものから解いていく、といった取り組み方がおすすめです。

京都大学法学部

自分の力を冷静に見極め、不得意を解消し、得意を武器に。

Z会の教材は、問題演習として活用していました。時間配分の練習などになりました。また、過去のZ会教材や過去問などを使って、苦手事項や基礎事項の復習もしていました。

京都大学総合人間学部2回生

数学は、過去問と今まで使ってきた問題集を引き続き解きました。この頃にはある程度実力もついていたので、どんな問題が来ても大丈夫なように他の大学の難しい問題も解いてみました。
英語はZ会の添削を利用しましたが、Z会以外では学校の先生に添削をお願いしたりしました。得意科目だったので、書き慣れるために問題を解く以上のことはしませんでした。
国語は、古文で安定的に得点することが大事だと思い、そちらを重点的に学習しました。主にZ会や学校の添削を利用しつつ、古文単語の暗記も行って知識を確実な物にしました。
世界史は、とにかく論述の問題を多く消化することで効率的に知識の点検を行えるのではと思い、そのようにしました。知らなかったり漢字がわからなかった語句はメモに残し、頻繁にチェックしました。

京都大学法学部

個別試験対策のため、得点源だった日本史、伸びしろを感じていた英語に注力しました。英作文、和文英訳を毎日続けたほか、京大模試の過去問の長文読解をやりました。日本史は論述の添削に力を入れました。

京都大学文学部人文学科

目標点を設定し、そこから逆算した学習を!

基本的には目標点から離れている教科を優先して学習していくと良いです。

ご自身で目標点をすでに決めていると思いますので、その目標点と現段階での過去問での大まかな得点や直近に受験した冠模試の結果を比較して、その差が大きい教科から優先して学習していってください。もしまだ目標点が決まっていないようでしたら、過去の合格点などを参考にしながら早急に目標点は決めるようにしてくださいね。

どの教科も目標点と現段階での自分の得点の差があまり変わらないという場合は、苦手な科目を優先して学習していくと良いです。この時期は得意科目をさらに伸ばすよりも苦手を克服した方が点数は伸びるので、苦手科目や苦手な大問を優先して対策していきましょう。

京都大学文学部

Z会からのアドバイス

個別試験直前の受験対策については、過去問や予想問題を中心に学習する先輩が多かったようです。しかし、どの先輩もやみくもに学習するのではなく、今の自分の得意・不得意を見極め、「合格点(目標点)と今の自分の差異をどう埋めていくか」に重点を置いていたと言えます。

みなさんも共通テストが終わった段階で、今一度、「合格点と今の自分の差異をどう埋めていくか」をいったん落ち着いて考えてみて、その上で、受験本番に向けてのラストスパートをきってみてはいかがでしょうか。

 

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