今回のテーマは「自宅学習のメリット・デメリット」です。Z会を受講して合格を勝ち取った京大生の先輩7名が、「この点はよかった」「ここは注意が必要」といった自身の経験をもとに答えます!
受験生のお悩み
京大生が回答!
しかし、自分に合った勉強を自宅で行うためには、自己分析がしっかりできていなければなりません。ただ自己分析は難しいので、「このやり方でよいのか?」と不安になって集中力が低下し、勉強の効率が落ちる可能性があります。また、周りに勉強している人がいないので、モチベーションも上がりにくく、つい勉強をやめてスマホをいじってしまったり、勉強を途中でやめて寝てしまったり…ということもありえます。
自宅学習をするうえでは、自分を客観的に見つめてアドバイスをくれる人(学校の先生、Z会の質問相談、塾の先生など)のアドバイスを利用しながら、自分が納得できる勉強計画を立てることが不可欠です。
自宅学習では、勉強の配分を自分で決められる点がよいと思います。苦手な分野や間違えた問題にじっくり時間をかけられるので、すでに理解しているところに無駄な時間を割いたりしなくてすみます。ただ、客観性を失うので、できると思っていたところが実はできなくなってしまったり、分からないことに気づけないままになってしまったりする可能性があります。ある程度はまんべんなく取り組む意識をしていないと苦手分野の存在に気づけません。
自分の現状と向き合い、自分に合った学習法を確立することで、主体的に学ぶ姿勢が身につきます。ただ、勉強法を自分で試行錯誤することになるので、独断に陥ってしまうことがあります。他人に説明できるような勉強法を心がけることが効果的だと思います。
重い教材を持ち運ばなくてよいですし、通学時間を省くことができます。また、音楽を流したり声を出したりと、マイペースに勉強ができます。一方で、休憩が長くなってしまうなど、勉強にメリハリがなくなりがちです。また、周りに勉強している人がいないので焦りが生まれません。さらに、質問ができないという点もデメリットだと思います。
移動時間が一切かからないので、自由に使える時間がその分増えます。ただ、その時間を有効に使って勉強するには強い自制心が必要になるので、自制心を持てるかどうかがカギとなると思います。
塾や予備校に通うのに比べて、通学時間がかからず、スキマ時間などにも勉強しやすいのは大きな利点だと思います。また、外で勉強するより気軽に勉強をはじめられ、リラックスして勉強できるので、あまり勉強のモチベーションが上がらないときなどは自宅で勉強することも多かったです。一方、学校や塾の自習室のほうがより集中しやすい環境なので、勉強がはかどると思います。また、自宅学習の場合、学校や塾の授業とは異なり自分で計画を立てる必要があるのが大変なところかもしれません。
メリットは、無駄な時間がないことです。例えば朝の支度(メイクや服選び)はいらないですし、勉強後にすぐにお風呂に入ることもできます。直前期に近づくにつれ、「家では集中できない~」なんて呑気なことは言っていられないのが現実です…。自宅学習にシフトして、受験生にとって最大の敵である無駄な時間を減らしましょう。
一方でデメリットとしては、周囲の影響力を遮断してしまうことです。友達と話すことや友達が勉強している姿を見ることは、自分を鼓舞する良い機会であると思います。「自分はこれしかできていないのに、友達はこんなにやっている」や「自分は集中できていないのに、友達は寸暇も惜しまず勉強に励んでいる」など、他の人と自分を比較することは非常に重要です。
長期戦である受験でのペース配分は、模試の成績だけでなく、同じ志望大の友達を判断基準にするのもよいと思います。これが、「切磋琢磨して受験を乗り切る」ということにつながっています。自宅学習がメインになっているならば、週1で勉強状況を友達と共有するのもよいかもしれませんね。
Z会からのアドバイス
自宅学習は「自分のペースで学習ができる」ことを挙げる先輩が多いようですね。その一方で、「周りも頑張っているから私も頑張らなきゃ!」のような状況ではないので、自律心が必要になる点は先輩も苦労したとのこと。次の記事の「京大生が教える自宅学習での工夫【モチベーション・気分転換編】」も参考にしながら、効果的な自宅学習のやり方を見つけましょう!
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