東大生が教える冬・直前期の過ごし方(過去問活用法編)

受験勉強で避けては通れない過去問。「繰り返し解いたほうがよいの?」「時間を計って解くのが効果的?」「採点や復習のコツは?」など、受験生が悩みがちなポイントも多いことでしょう。Z会を受講して合格を勝ち取った東大生の先輩が、自身の経験をもとに答えます!

受験生のお悩み

東大に合格した先輩にお伺いします!
受験直前期に「過去問」をどのように活用すればよいのでしょうか?

東大生が回答!

過去問に取り組むことの大切さは、多くの先輩が証言しています。

なにより、「結局、取り組まなかった…」ということをなくしましょう。どんなに雑なやり方になってしまったとしても、まったく取り組まないよりはプラスになります。特に東大は過去問が充実しているので、入手できる過去問を全て解くことを1番に考えていました。

あとは、取り組み方の工夫として、模試のように解いたり、大問ごとにさくっと解いたりなどがおすすめです。過去問だからといって全てを重々しく扱う必要はないと思います。「こんな問題もあったんだ!」程度でもよいので、東大の過去の出題と触れておくことが重要です。

(東京大学文科三類2年)

直前に取り組みたいからといって、残しすぎるのもよくないと思います。「結局、時間がなくて取り組めなかった…」ということがないように、しっかりと計画を立てることが必要です。私は、過去問は問題集の1つだと思って使っており、間違えたところを繰り返し解くようにしていました。

(東京大学文科三類1年)

過去問を「本番のシミュレーション」として活用した先輩も多いようです。

もし、第一志望の直近(5~10年分)の問題が残っているようであれば、時間をしっかり計り、本番のシミュレーションとして活用しましょう。ただ、点数に一喜一憂し過ぎて学習の効率が悪くならないよう注意してください。

既に直近(5~10年分)の問題を全て解き終えているなら、「何が問われているか」を改めて分析したり、時間配分についてシュミレーションしたりすることで、本番につながる知見を得ることができます。

(東京大学理科一類2年)

直前期には「2回目」に取り組むべし!という意見もありました。

過去問は直前期には10年分は解き終わって、2回目であるのが理想だと思います。時間配分と傾向の再確認に使えるとよいでしょう。

(東京大学文科三類2年)

過去問は、大学が毎年どのような問題を出題していて、どんな力を持っている学生を求めているのかを知ることができる最高の武器です。今までに過去問を解いてきた人も多いと思いますが、最終調整の時期だからこそ、もう一度過去問に目を通し、しっかりと分析を行うとよいと思います。

(東京大学教育学部教育実践・政策学コース3年)

最後に、具体的な対策法のアドバイスをご紹介!

毎日の日課として、1年分の東大過去問を解くようにしていました。その際、本番通りの時間を測ることで、緊張感を持ちつつ臨みました。

(東京大学前期教養学部文科二類2年)

数学と国語の過去問は、秋から冬にかけて一通り解ききったので、直前期は日本史・世界史、英語の過去問を解いていました。日本史・世界史に関しては、今までに解いていなかった過去問に取り組み、27ヵ年分全て解きました。英語は、主に要約の練習をするために大問1の過去問を何年分も解いていました。

(東京大学文科三類2年)

過去問演習のポイントは、やはり復習です。

私は数学と理科を5-6年分、国語と英語は2年分やりました。演習した年数が少ない分、復習と分析、反省に時間をかけました。復習のときには、ただ解き直すだけではなく、分野ごとの解法や考え方のプロセスがあっているかどうか確認することが大切です。

東大の出題傾向を正確に把握したうえで、「自分がなぜ解けないのか」「本番どうしたら解けるのか」という分析をするようにしていました。

(東京大学理科二類1年)

Z会からのアドバイス

合格した先輩は口を揃えて「過去問対策は重要!」と語ってくれました。大学の出題傾向を把握し、本番に向けた対策をおこなううえで、過去問対策は必須。過去問の活用法は人それぞれですが、いずれにしても「どのように過去問対策に取り組むか」の計画はしっかりと立てておくことが重要です。

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