共通テスト後のモチベーション編

東大生が教える冬・直前期の過ごし方(共通テスト後のモチベーション編)

共通テスト後は、「燃え尽き」や緊張・不安などさまざまな感情が湧いてきます。そんな中でも個別試験に向けてモチベーションを保つためのポイントを、東大合格を勝ち取った先輩に聞いてみました。

受験生のお悩み

東大に合格した先輩にお伺いします!
共通テスト後、モチベーションをどのように維持すればよい?

東大生が回答!

意識を個別試験にしっかり向ける

まず、共通テストと個別試験は全く別の試験だという当たり前の事実を認識しましょう。二つの試験で合否が判定はされますが、共通テストの得点は個別試験の得点を何も保証してはいません。この当たり前のことを改めて言い聞かせ、学習を進めていく必要があります。

それを言い聞かせたら、直近の東大模試の得点などをもう一度見てみてください。取り組んだ過去問でも構いません。合格点に届かせるには、足りないところがきっとあるかと思います。
共通テストが合格ラインに達していても、個別試験でそこを改善しなければ合格することは難しいです。また、対策が十分な科目であっても、その力を一発勝負で出さなくてはなりません。

そこで、「得点を上げるためにあと1か月何をすべきか」ということを改めて時間をかけて整理してみてください。どの問題集や過去問をどれくらいやればいいか、どのくらいのペースでやるのか、体調を整えるためにどういう生活習慣にすればよいかなど、計画をもう一度立ててみましょう。

共通テストがうまくいったという喜びから、「個別試験でも同じように頑張ろう」「そのために具体的にこうしよう」という風に結び付けられれば、自然と気持ちが引き締まってくるはずです。
あと1か月と少し、頑張りましょう。

(東京大学文科三類)

共通テストで思いどおりの点数がとれなかったとしても、個別試験で挽回可能ですから、それほど悲観する必要はありません。これからの努力次第でいくらでも結果は変わってきます。ここから合格につなげるには、個別試験で目標通りの点数を取れるよう計画的に学習をすること。共通テストでの点差をひっくり返すためにも、細かい点も取りこぼさないという意識が大切です。

モチベーションとしては、まずは絶対合格するぞという気持ちが大切です。自分の気持ちや目標点を書いた紙を部屋に張るなどして気持ちを高めていくと良いでしょう。一方で、モチベーションを持続させるには適度な休憩も必要ですので、スケジュール管理しながらあと1カ月がんばりましょう。

東京大学文科一類

自分が東大に合格しているイメージをする、大学生活を思い描く

正直モチベーションを維持することは難しいところだと思いますが、割り切ることも大事かなと思いました。精神的に不安定になることを、受験生みんなそうだ、自分だけではない、って思うとだいぶ楽になります。あとは楽しい大学生活を想像すると勉強も捗る気がします。

東京大学文科三類

家族や友人などの「誰かと話す」ことが気分転換に。

どんなに勉強が好きな方でも、勉強しかしないこの受験期でつらくなるのは当たり前のことです。まして、「自分の実力に自信がない」「あとがない」と考えているのであれば、その気持ちも大きくなるばかりでしょう。

重要なのはこの「つらさ」をギリギリ耐えられるレベルに調整できるよう、息抜きを入れつつ学習を進めていくことです。特に、「誰かと話す」というのは短い時間でも相当気を紛らわす要因になります。ご時世もあり、直接会うのは難しいでしょうが、電話はどうでしょうか。また、ご家族との時間は持てているでしょうか。ぜひ意識的に、人と会話をする時間は持つようにしてみてください。

また、最終的には勉強の不安は「勉強をすること」「実際に実力をつけること」によってしか解消できません。残酷なことを言えば、合格できればいい思い出になりますし、不合格になれば残念な思いになってしまうものです。今できることはそうした不安を受け入れつつも、「やるべきこと」をその不安の中で迷わずやっていくことだけになります。勿論つらい気持ちは吐き出していただいて構いませんが、せめて手と頭だけは、何とか勉強に持っていけるよう気を強く持ちましょう。

泣いても笑ってもあと1カ月です。ぜひ頑張ってみてください。

東京大学文科三類

過度の緊張や燃え尽き症候群に襲われた場合には…

私がおすすめする緊張を改善する方法は、以下のとおりです。

自分が取り組んできた勉強こそが本番への自信に繋がるからということで、最後まで全力を尽くす。
・その緊張感をもって、時間を計りながら過去問や予想問題に取り組んで実戦訓練とする。
・ストレッチやウォーキングなど、身体を動かす習慣をつくる(意外と大事です)。
・座っている時間が長いうえに緊張感や寒さで筋肉が固まっている可能性があるので、お風呂に入って血流を良くしたり、筋肉をほぐしたりする

緊張しているのはみんな同じですし、本番では緊張しても頭と身体が勝手に動いてくれます。今はその精度を上げる練習を積んでいきましょう。

東京大学文科三類

「ここまで本当によくがんばってきた」とまずは自分で自分をほめてください。その上で残りの期間に、何をすべきか考えましょう。

燃え尽きてしまいペンすら持てないようであれば、それでも構いません。知識の再確認や時間配分のイメージトレーニング、体調管理、睡眠管理など、少しでも辛くない方法で本番までに調子を整えていきましょう。これまでがんばってきたことを無駄にしないためにも、完全には立ち止まらず、何かしらでも受験勉強を続けてください

ここまでの道のりに比べれば、残り時間は一瞬です。完全燃焼は試験後までとっておきましょう。

東京大学文科二類

Z会からのアドバイス

共通テストの結果に一喜一憂してしまうのは仕方ありません。しかし、そこで手を止めてしまうと、学力は何も変わらず、もしくは落ちていきます。共通テストの結果を励みに、あるいは糧にして、個別試験に向けて学習を進めることが重要です。今回の記事で紹介した様々なモチベーションアップの方法から、あなたに合うものをぜひ探してみてください。

共通テストが終わっても慌てず、冷静に。しかし、「東大に必ず受かるぞ」という熱い気持ちを持って、個別試験対策を進めていきましょう!

 

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