東大合格体験記「悩みに向き合う」(2022年5月号)

5月号は、受験生の悩みについて特集です。
みなさんも受験勉強を進める中で、悩むこと、迷うことなど多いのではないでしょうか。
そこで、東大に合格した先輩たちに、受験生時代どんな悩みをもち、どのように乗り越えてきたのかを聞いてみました。

東大・文科一類 C先輩
群馬県立前橋女子高校卒業

受験生の春~夏、どんなことで悩んでいましたか?

苦手教科だった数学の成績が伸びず、悩んでいました。

その悩みに対して、どのように取り組みましたか?

塾でいろいろな大学の過去問に取り組んでいたので、自分で何度もその問題を解き直しました。そして、解く際は、「自分は何のために何の計算をするのか」を声に出すようにしていました。そうすることで、ただ計算するのではなく、方針を考えながら取り組むことを意識して、解法をノートにまとめることができました(その計5冊のノートはお守りとして受験当日も会場まで持っていきました)。

今、振り返ってみて、「こうすればうまく解決できた」と思うことはありますか?

私が数学を苦手と感じるようになった原因は、高1のころに、数学を「ただの計算」ととらえてしまったことにありました。ですから、解決にはなっていないかもしれませんが、早いうちから難しい問題に触れ、解法を意識することに慣れておけばよかったと感じています。実際、その後難しい問題に向き合うことで力がついていったと感じています。

「ストレス解消法」について後輩にアドバイスをお願いします。

ストレス解消法として意識した訳ではありませんが、私はいろいろな人とひたすらおしゃべりをしました。親、先生、友達、直前期には合わせて1日2時間くらい話したこともありました(笑)。ストレスをためて悶々と勉強するよりは、友達と気が済むまで「大学行ったら何したい」などとりとめのない話でモチベーションを上げた方がよいと思います。

声に出すことで、自分がすべきことを確認しながら勉強を進めていたんですね。受験生のみなさんも参考にしてくださいね。

東大・文科二類 K先輩
京都市立西京高校卒業

受験生の春~夏、どんなことで悩んでいましたか?

周りが受験モードに入っておらず、自分が頑張っていることが照れ臭くもあり、志望校を言うことを避けていました。また、私は数学が本当に基礎から分かっていなかったので、この1年間で間に合うかどうかも不安でした。

その悩みに対して、どのように取り組みましたか?

数学について、私は基礎問題をこなすために学校の問題集に取り組み、好きな先生に毎日のように質問しに行っていました。塾には行っていなかったので、学校に残って友人たちと勉強することでモチベーションを保つようにしました。春からは学校で購入した応用問題集に取り組み、行き詰ったときには、基礎問題集で確認するようにしました。
モチベーションについて、私は親しい友人たちに誘われて放課後に学校で勉強し、周りよりも早く勉強生活に入ることで自分を安心させていました。うちの高校はは勉強以外にも多くの課外活動に取り組む人が多く、そのことでむしろ学年全体が楽しく活発な雰囲気になっていたので、あまり深く悩む必要もなかったのかもしれません。

「ストレス解消法」について後輩にアドバイスをお願いします。

私は人と話すことでストレスを解消していました。質問しに行った先生には弱音を吐いたり、これからのことを相談したり……世間話や大学でしたい事までいろいろな話をしましたし、友達ともそんな話ばかりしていました。直前期には親とも毎日のように長話をして励ましてもらっていました。みなさんも一人で抱え込むよりは、周りの人に話をして、上手にモチベーションを上げていくことをおすすめします。

K先輩も受験生時代はいろんなストレスを抱えていたんですね……。みなさんも上手に発散していきましょう!

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