京大合格体験記「夏の取り組み」(2022年8月号)

8月号では、夏休みの取り組みについて特集しました。先輩たちが実際に取り組んだ内容をさっそく見ていきましょう。

京大・法学部 Y先輩
私立洛南高校卒業

受験生の夏休みに、「やっておいてよかった!」「これだけはやっておくべき!」という勉強はなんですか?

苦手な科目は過去問や応用問題には手を出すよりも、基礎を徹底することの方がこの時期は大事だと思います。むしろこの時期が終わっても基礎がおろそかなようでは難関大合格は間に合いません。得意な科目は過去問に挑戦してより実力アップをめざしましょう。夏休み終わりまでに苦手を標準に、得意を超得意にすれば勝ちも同然です。

夏休みに得意科目はどのように勉強をしていましたか?

得意科目:数学
ひたすら問題に触れることです。分からない問題はさっさと解説を見てしまい、どういう解き方をしているのか完璧に理解して、その問題のパターンを記憶するようにしていました。数学も結局はどれぐらい問題を解いてパターンを記憶しているかを問う暗記科目、と思って勉強していました。

夏休みに苦手科目はどのように勉強をしていましたか?

苦手科目:古文
古文単語の参考書を一冊だけ買って完璧に仕上げるようにすることです。その際にただ機械的に意味を覚えるのではなく、どういう状況でその訳が当てはまるかを吟味して覚えるとより記憶に定着します。またたくさんの文章に触れることで「見たことがある文章」に試験で出会える確率が上がります。その数をひたすら増やしていくことが自信につながります。

「見たことがある文章を増やしていく」というのはいい戦略ですね。

京大・工学部 H先輩
国立京都教育大学附属高校卒業

受験生の夏休みに、「やっておいてよかった!」「これだけはやっておくべき!」という勉強はなんですか?

過去問や難しい問題ばかりに手をつけすぎたので、基本事項が抜けていたり、定石の解法が思いつかなかったりということが生じました。なので、英作文であれば定番表現の暗記、数学であれば標準問題の演習といった基本的なことは夏休みの期間中も常にやっておくべきだったと思います。

夏休みに得意科目はどのように勉強をしていましたか?

得意科目:数学
はっきりいって、最高の参考書は過去問です。なぜならその大学の教授の方々が1年かけて作る問題だからです。解答解説を読む前にじっくり考えてみましょう。焦ってはいけません。考えた時間は長くても必ずその成果は秋以降に出てきます。

夏休みに苦手科目はどのように勉強をしていましたか?

苦手科目:国語
Z会の答案を、添削コメントを含めて徹底的に復習していました。解答を覚えるのではなく、解説に書いている通りの考え方ができたかどうかを見直し、もしできていなければどのように自分は考えていたかをきちんと確認するようにしていました。

夏休みも基礎学習を忘れないようにしてくださいね。

京大・工学部 Y先輩
愛知県立一宮高校卒業

受験生の夏休みに、「やっておいてよかった!」「これだけはやっておくべき!」という勉強はなんですか?

夏休みの間は自分の苦手分野に特化した(網羅型ではない)問題集を一冊じっくりやりこむとよいと思います。例えば、チャート式問題集を全てやり直すよりは少し簡単であっても確率の問題だけを集めた問題集をやる、などです。その方が効果があると思います。

夏休みに得意科目はどのように勉強をしていましたか?

得意科目:化学
有機分野については完全に穴がないよう固めておきたかったので、夏の頃から構造決定に関するあらゆる難しい問題を解きました。有機は慣れれば慣れるほど簡単になって、楽しくなっていくものなのです。結果、夏の勉強のおかげで化学の有機分野は自分の強い武器となりました。

夏休みに苦手科目はどのように勉強をしていましたか?

苦手科目:数学
理系で数学が苦手だったのは致命的だったので、とにかくひとつの問題を自分なりの答えが出せるまでたくさんの時間をかけて取り組むようにしました。多くの問題に取り組むことはできませんでしたが、じっくり考えた分、その問題を定着させることができ、本番で考える力もつきました。

ひとつの問題にじっくり時間をかけて取り組むことができるのは、時間のある夏休みならではですね。

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