【学校専用】オリジナル添削シリーズ 「数学講座」 導入事例|横浜翠嵐高等学校

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Z会ソリューションズ 先生向け教育ジャーナル
Z会ソリューションズでは、中学・高等学校の先生向けに教育情報を配信しています。大学入試情報、文部科学省の審議会情報をはじめ、先生方からお伺いした教育についてもご紹介します。

神奈川県
神奈川県立横浜翠嵐高等学校
田邉 大樹 先生

取り組み概要
高校1年生:2次関数 ハイレベル 333名 ※田邉先生担当学年
高校2年生:場合の数と確率 ハイレベル 274名
※2022年度の情報です。


 

どういった経緯でご採用を決められたのでしょうか?

当校では、これまで個々の教員が添削指導を担ってきました。学年が上がるにつれて生徒からの質問や相談が増えてきますが、その対応の一環として記述答案の添削も行っています。しかし、こうした個別対応には限界があり、積極的に質問してくる生徒にばかり目を向けることになりがちです。「むしろ質問をしてこない生徒こそ指導するべきなのに」という葛藤が以前からありました。

一方で、生徒はひと学年に300人以上いるため、それぞれの質問に対応するだけでもかなりの労力がかかり、それ以上の取り組みは難しいというのが実際のところでした。

このような状況をどうすれば打開できるのか、と悩んでいたところ、学校専用のライティング講座をZ会ソリューションズの営業担当者に勧められました。

この講座であれば全生徒に添削課題を課すことができ、本当は添削指導を受けてもらいたいと感じていた生徒にも取り組んでもらうことができると考えました。加えて、Z会は添削指導において歴史ある会社ですのでプロの添削指導が受けられるという安心感もありました。

各学年で行ってきた添削指導では、どうしても、担当によって指導内容や基準にムラが生じがちでした。しかし、外部の力を借りることで、ある程度のクオリティを担保することができると考え、導入を決めました。

 

ライティング講座はどのように活用されましたか?

秋の土曜講習の1コマ(60分)を使い、模試のような形式で問題に取り組んでもらいました。約3週間で添削済み答案が届いたあと、冬休みに各教員で添削コメントの分析を行ってから生徒に返却しました。その答案返却に合わせて、分析結果をもとに20分程度の解説動画を作成し、生徒に共有しました。

同時期に英語科と国語科でもライティング講座(英作文・小論文)を活用していましたが、この2教科の先生方は答案返却に合わせて解説授業を行っていたようです。

 

答案の分析はどのように行いましたか?

本校数学科は1学年9クラスを、3名で担当しています。返却された答案は全てスキャンでデータ化し、9クラスの答案を3名で割り振り、指摘事項が多かった箇所をまとめていきました。そして、全クラスで共通して指摘されている箇所を教員間で共有し、20分程度の解説動画としてまとめました。生徒がZ会に指摘されていた箇所は、普段から我々が課題と感じている部分と重なりました。

こうした分析や解説動画の作成は手間がかかりましたが、せっかくの添削課題をただ返却するだけでは効果が薄れてしまいます。せっかくお金を払っているのでサービスを使い尽くそうと考え、このように取り組みを進めました。

 

実際に取り組まれた感想をお聞かせください。

今回の取り組みは生徒の実力養成の機会になりましたが、教員としても大変勉強になりました。添削された答案を全て確認し、指摘の仕方や細かな指導の面で参考になる部分が多くありました。

また、数学で印象に残ったのが「答案の書き方について」というプリントでした。

添削指導をしていると、生徒から「ここはこういう意図ではなかった」と言われることがあります。その点、このプリントには「採点者が読んだものが答案になる」といった内容が記載されており、生徒に伝えるべき内容だと感じ、さっそく配布しました。いつも我々が生徒に伝えていることが客観的な採点者の観点でまとめられているため、「指導の裏付けができた」と大変ありがたく思っています。

 

その他に工夫されたことをお聞かせください。

私は進路指導も担当していますが、今回の取り組みは進路担当の主導ではなく、学校の取り組みとして実施したいと考えておりました。費用面を気にかける教員もいましたが、最終的には英数国での取り組みとして行うことができました。

2022年度は年度途中から検討したこともあり、任意参加の土曜講習での導入となりましたが、生徒への声かけは工夫しました。2021年度に卒業生を見送った教員に「添削指導をもっと受けるべき生徒が、受けていなかった」といった事実を話してもらいました。

この声かけもあってか、ほぼ全員が受講してくれました。

 

2023年度の方針をお聞かせください。

2023年度の高校2年生では、数学講座を年度中に3回実施します。任意でなく学年全員で取り組むことにしました。

2022年度は答案分析をして動画を作成しましたが、当初は、添削課題の類題を探して、復習として課すこともできればと考えていました。類題に取り組むことで、添削指導の成果が出ているかを確認することができるためです。

高校1年生の学年でもライティング講座を継続するとのことで、徐々に学校全体の取り組みとしての流れができつつあるように思っています。

 

 

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