学校向けオンライン英会話 導入事例|共栄学園中学高等学校

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Z会ソリューションズ 先生向け教育ジャーナル
Z会ソリューションズでは、中学・高等学校の先生向けに教育情報を配信しています。大学入試情報、文部科学省の審議会情報をはじめ、先生方からお伺いした教育についてもご紹介します。

共栄学園中学高等学校

東京都
共栄学園中学高等学校
中島 大樹 先生(英語科主任)

実施対象(学年、属性など)2023年度実績
中学3年生 58名 年23回 通常授業プラン
学年全員で授業内に受講

中学1年生~高校3年生 98名 年間100レッスン受講プラン
希望者が自宅で受講


中学3年生全員と中学1年生~高校3年生の希望者でオンライン英会話を受講しています。
生徒への個別最適化ができるオンライン英会話が、英会話の授業全体にどのような効果があったかについてお聞きしました。

概要

  • マンツーマンの個別対応で発話量を増やすことのできるオンライン英会話
  • レシテーションコンテストでの優勝やモチベーションの向上など、生徒の姿に変化
  • ALT講師の授業を含め、英会話の授業全体への相乗効果

 

オンライン英会話を導入した経緯を教えてください。

オンライン英会話の導入前はALTの講師が担当する英会話の授業のみでしたが、大人数を相手にする形態では生徒一人ひとりの発話量が十分に確保できていませんでした。そこで、生徒の発話量を増やしたいと考え、オンライン英会話の導入を決めました。
当初は他社のオンライン英会話を導入しましたが、その会社がサービスを撤退したため見直しを余儀なくされ、何社かのサービスを比較検討した上で、2022年度からZ会のオンライン英会話を導入しています。

 

Z会の学校向けオンライン英会話を選んだ理由を教えてください。

何よりも重視したのは、講師の質です。
導入の根本は、このままの英会話の授業で生徒が英語に親しむことができるのだろうかという危機感にありました。値段が高くてもレッスンの質を重視したい、という意見が教員から多く出たため、英語科の教員でZ会のオンライン英会話のトライアルレッスンを受講し、きちんとトレーニングされた講師だという感触があったため導入を決めました。その際、先生という雰囲気を持ち、優しく生徒に発話を促しながら授業していただけるかを重視しました。実際に生徒が受講する中でも、生徒の雰囲気やレベルに合わせてフリートークを増やすなど臨機応変に対応していただいています。

また、開始時間を5分間隔で指定できる予約の取りやすさや、教材の幅がある点もよいですね。
教材のレベルが幅広い点については、英語の得意な生徒とそうでない生徒の二極化があるという実態からも助かっています。基礎的な単語すら自信がない生徒でも、英語初学者向けの教材も活用しながら楽しんでコミュニケーションを取ることができています。

 

オンライン英会話をどのように活用していますか。

中学3年生は学年全員で受講しており、週に1回、年25回前後のペースで英会話の時間に取り組んでいます。クラスを前後半の2つに分け、オンライン英会話とALT講師の授業をそれぞれ25分程度、ローテーションで受ける形です。
オンライン英会話の教材は、生徒に選ばせています。初回のレッスンでは、教員から目安を示すことで難易度を調整しましたが、その後は生徒が自分に合った教材を選ぶことができており、自由度の高さにもメリットを感じています。受講当日に選択できる点も便利ですね。

また、中学1年生から高校3年生までの希望者は98名おり、年間100回パックのプランを自宅で受講しています。学校として一斉に受講させられる学年は限られているのですが、よいものなので広げたいという想いがあり希望者を募っています。年間プランで申し込みができる形態は、窓口が学校であることや継続性の点で使いやすいと感じています。

2024年度からは、本校で新設される国際共生コースの高校1年生でもZ会のオンライン英会話を授業内で実施します。今まで利用してきた中で授業の質やトラブルへの対応に信頼があり、コースの特性やカリキュラムを鑑みて英会話の授業に組み入れることにしました。
さらに、想定していた費用よりもリーズナブルだったため、中学2年生の2学期から授業内での集合利用を開始しようと計画しています。現在は時間割を調整している段階ですが、より早く機会を作りたいですね。

 

オンライン英会話を受講した生徒の反応・変化はいかがでしょうか。

例えば、ある生徒は中学1年生の時、レシテーションコンテストに参加したものの入賞できずにいました。しかし、希望制のオンライン英会話に申し込み、熱心に取り組む中で発音がとてもよくなり、中学2年次のコンテストで優勝することができました。
オンライン英会話の導入は英語科の悲願だったため、導入後に普段の授業では見られない生徒の姿や成長が見られ、感慨深かったことを覚えています。

上述した行動力のある生徒だけでなく、学力が追いつかず普段の授業では沈みがちな様子の生徒に対しても効果がありました。オンライン英会話の授業中、普段あまり見ることのないその生徒の笑顔を目にでき、心から感動しました。生徒が楽しんで取り組む姿は私にとっても印象的でしたし、講師がうまく対応してくださっていると感じました。マンツーマン指導による、個別最適化の力は大きいと実感しています。

従来のALT講師の授業に関しても、より少人数で実施できるようになったことに加え、時間が短くなったことでメリハリがつくようになりました。課題であった英会話の授業全体に、よい相乗効果が生まれています。

 

 

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