【2027共通テスト数学】最新傾向はこの3つ! ~夏からの対策を後押しする「特設サイト」もご案内~

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Z会 先生向け教育ジャーナル
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2026年度大学入学共通テスト本試験の数学は、2025年度本試験に比べ数学I・Aの平均点が低下(53.51点→47.20点)した一方、数学II・B・Cは微増(51.56点→54.52点)という結果になりました。夏以降の実戦演習に向けて、共通テスト特有の傾向にどう対策していくか、ご検討中の先生方も多いかと存じます。

本記事では、2026年度本試験の分析と、それを受けて出題が想定される内容への対策の仕方をご紹介します。日々のご指導の一助となれば幸いです。

2026年度本試験の出題について

【問題構成・単元】
●数学I・A
問題構成および各大問・中問で扱う単元は、2025年度本試験と同様でした。
●数学II・B・C
問題構成は2025年度本試験と同様でした。第1、2問の単元は「図形と方程式」「三角関数」で、2025年度本試験の「三角関数」「指数関数・対数関数」から変更されました。また、第7問は、2025年度追試験同様、「複素数平面」を題材に「平面上の曲線」についても問う問題でした。
【難易度・分量】
●数学I・A
図形問題を中心に誘導を丁寧にする傾向は、2025年度本試験と同様です。しかし、2026年度本試験は文章量が多い大問・中問が増えたため、問題の意図を読み取ることに時間を奪われた受験生が多かったと推測されます。また、第1問〔2〕、第3問、第4問それぞれの最後の設問のように、処理力が必要な問題も増えたため、時間内に解き切るにはやや厳しいセットといえます。
●数学II・B・C
丁寧な説明や誘導がある問題や、途中の計算過程を示している問題が見られるなど、2025年度本試験に引き続き、難易度・分量に対する配慮がうかがえました。
2026年度共通テスト数学は、Z会の分析と予想に沿った形での出題となりました。そのため、生徒の皆様はZ会の共通テスト対策教材を用いた演習によって、自信をもって本番に臨むことができたはずです。各大問の分析は、以下のリンク先でご紹介しておりますので、よろしければご確認ください。
《大問ごとの特徴・平均得点率》

●数学I・A
●数学II・B・C

2026年度本試験から見える数学の最新傾向

注目すべき数学の最新傾向は、次の3つにまとめることができます。

順番に見ていきます。

1. 条件を変えたときの状況を考察するパターンが頻出

数学I・A、数学II・B・Cともに、このパターンが多く出題されました。解決過程を振り返り、得られた結果を異なる事象に活用する力が問われます。得点率を見ると、多くの受験生は苦戦したようです。解答時間に大きく影響するので、同様の問題で演習しておくことが大切です。

《共通テスト:得点率》
●数学I・A 第1問〔2〕(2)
(i) RがPQに関してOと同じ側にあるとき 「ネノ、ハ」得点率25.68%
(ii) RがPQに関してOと反対側にあるとき 「ヒフ、へ」得点率2.68%
●数学II・B・C 第4問(2)
(iii) cn=(1次式)×2n のとき 「シ、スセ」得点率51.15%
(iv) dn=(2次式)×2n のとき 「ソ、タ」得点率23.47%

2. 公式を導き、その公式を使って解くパターンも目立つ

数学II・B・Cでは、三角関数の和積公式を単に当てはめるだけでなく、その証明から問う問題が出題されました。同様の出題は、2023年度追試験(虚数を解にもつとき、共役な虚数も解にもつ)、2024年度追試験(tanの2倍角の公式)で見られます。

【例】
■ 数学II・B・C 第2問
和積公式の証明の得点率は、「ア」95.28%、「イ、ウ」79.72% と比較的よくできていました。しかし、スムーズに解き進められるよう、日頃から定理・公式を「証明できる」レベルまで深く理解しておくことが大切です。
各大学の個別試験では、以下の定理・公式の証明がよく出題されており、今後の共通テストで出題される可能性も十分考えられます。
数学I・A 正弦定理、余弦定理、トレミーの定理、方べきの定理
数学II・B・C 三角関数の公式、相加平均・相乗平均の関係、定積分の公式、Σの公式

3. 図を選ぶ問題が増加

数学I・A、数学II・B・Cともに、式とグラフ・図形を関連づけて考察する問題が目立ちました。計算量は少ないものの、数式の意味と図形的な意味を結びつけて処理する力を問う、共通テストらしい出題といえます。

【例】
■ 数学I・A 第2問〔1〕
最大・最小が絡む2次関数の決定問題で、与えられた条件から「グラフが上下どちらに凸か」「頂点の位置」「端点の座標」を捉えるところがポイントです。条件2、条件3のように数式の条件がやや複雑になると、図形的な意味を正しく捉えることが難しかったようです。
(2)(i) 条件(1) 「カ」得点率85.45%、「キク、ケ、コ」得点率66.93%
(2)(ii) 条件(2) 「サ、シ」得点率53.89%
(3) 条件(3) 「ス、セ」得点率13.87%
■ 数学II・B・C 第3問
3次関数の極値と導関数の条件から、グラフの概形を判断する問題。増減表は書き慣れていても、導関数のグラフともとの関数の増減との関係を捉えることに慣れておらず、苦戦した受験生は多かったようです。
(2) 条件(a) 「タ、チ、ツ」得点率43.60%
条件(b) 「テ、ト」得点率31.27%
条件(c) 「ナ」得点率28.17%

今後、共通テストの対策を行う場合は、1~3の3つの最新傾向も十分に意識したうえで、取り組んでいただくのが効果的と考えています。

Z会の共通テスト対策

最後に、今回の分析を踏まえた日々の対策指導にお役立ていただける、Z会の共通テスト対策教材(数学)をご紹介します。

『2027年用 パワーマックス共通テスト対応模試×8』『同 ×5』『同 ハーフ+フル』

共通テストの形式にあわせたオリジナル模試です。共通テスト特有の問題形式への対応力を徹底的に鍛えます。

  • 最新傾向に沿った問題演習に最適:2026年度共通テストで差がつくポイントになった「条件を変えたときの状況を考察する問題」「図を選ぶ問題」を豊富に収録しています。設問間のつながり・出題者の意図を読み解く「振り返り」の習慣や、数式の意味と図形的な意味を結びつけて処理する力が自然と身につきます。
  • 取り上げる題材が多彩:ここ数年の傾向を踏まえた出題に加え、近年出題がないテーマについても扱っています。多様な問題に触れることで、出題傾向の変化にも動じない対応力を育成します。
  • 回数や納品形態が選べます:8回セット、5回セットに加え、授業時間に収まるハーフサイズの模試を含むセットもご用意しております。また、必要に応じて1回ごとに冊子を分けて納品(バラ納品)することも可能です。
2026年度までの共通テストを踏まえた、演習効果の高い問題を多く収録しています。一例として、「振り返り」を促す問題を下記リンクでご紹介しております。

『共通テスト分野別演習 数学I・A/II・B・C』

分野別(単元別)に構成された、共通テスト対策の問題集です。教科書レベルの問題の確認から始まり、共通テスト特有の問題に対する基礎固めまで段階的に取り組めます。

  • 教科書レベルの重要問題を再確認:「要点整理」で基本事項を整理し、「練習問題」で教科書の典型的な問題の確認をします。共通テスト形式の問題に取り組むための土台を築きます。
  • 共通テスト対策の導入に最適:「実戦問題」では、共通テスト形式の演習を行います。出題内容は共通テストの最新傾向に沿ったものですが、問題文は長くても見開きで完結する分量に抑えているため、共通テスト対策の「最初の一冊」としておすすめします。

さらに、生徒の皆様の共通テスト対策を万全なものにするため、購入者限定の「共通テスト書籍 数学 特設サイト」を開設しました。以下のコンテンツをご覧いただけます。

●掲載コンテンツ
・分析と対策
・過去4年分の本試験、追試験の解答解説 など

生徒の皆様が共通テスト本番で実力を遺憾なく発揮できるよう、日々の演習にぜひZ会の対策教材をお役立てください。先生方のご指導の一助としてご検討いただけますと幸いです。

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