新課程での共通テスト英語は「10分演習」から。Z会『共通テストドリル 10 minutes』

Z会ソリューションズ 先生向け教育ジャーナル
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2025年1月、新課程に基づく大学入学共通テストが初めて実施されました。英語リーディングにおける「8問構成」への対応や、語数だけでは測れない「情報処理能力」の育成など、新課程での共通テストに向けて指導上の課題はいくつかあります 。「新形式の演習を、いつから、どう授業に組み込むか」「日々の授業も忙しく、対策の時間を確保するのが難しい」。この記事では、Z会の『共通テストドリル 英語リーディング 10 minutes』と『共通テストドリル 英語リスニング 10 minutes』(ともに改訂第5版)が、そんな先生方の課題にどのように寄り添えるかをご紹介します。
【理由1】「時間がない」を解決。日々の授業に無理なく組み込める10分設計
共通テスト対策において、学校現場が直面する課題の一つが、「対策のための時間の確保」です 。忙しいスケジュールの中で共通テストのためだけにまとまった時間を捻出するのは、先生方も生徒の皆さんにとっても、容易ではないと思います 。
本ドリルの「1回10分」というコンセプトは、この課題に寄り添うための工夫です 。授業冒頭のウォームアップや、授業の最後にその日の内容の定着度を確認する時間、あるいは放課後の時間といった「隙間時間」に、質の高い共通テスト演習を無理なく組み込むことができます 。
例えば、高校2年生の冬から週に一度この10分演習を導入すれば、1年かけてじっくりと新形式に慣れることが可能です 。あるいは高校3年生の春から週2回実施すれば、夏休み前には一通り形式に触れ、秋以降の本格的な実戦演習へスムーズに移行できます 。まとまった時間を確保せずとも、継続的な演習は生徒の学習習慣の土台を育み、新形式への精神的なハードルを自然と下げていくことにつながります。
【理由2】最新の入試傾向に完全準拠。新形式の『壁』 を乗り越える戦略的構成
手軽さだけでなく、最新の入試傾向を徹底的に分析し、その対策に最適化されている点が本書の強みです 。
リーディングは、新しい「全8問構成」に完全対応しています 。最新の共通テストでは、単に英文を読む力だけでなく、エッセイの草稿を推敲するライティングにつながる思考力や、図表と本文を往復しながら情報を統合する力などが問われます 。本書は模試4回分を32回の演習に分解しており 、第5問の「資料読解」や第8問の「意見論述の準備」など、生徒がつまずきやすい多様な形式を一つひとつ着実に練習できます 。さらに、復習の質を高めるためのサポートも充実しています。無料音声サイトにて、復習用の本文読み上げ音声を提供。ご採用特典として、ディクテーションシートもデータで提供(2025年12月中旬以降)します 。音と文字の両方からアプローチすることで、返り読みをせず、英語の語順通りに意味を捉えることを促し、複雑な情報処理能力の土台を固めます 。
リスニングでは、「3人の会話」や第5問の「活動1~3」形式といった、対策が後手に回りがちな最新傾向の問題を多数収録しています 。特に3人の会話では、話者の関係性やそれぞれの主張を正確に把握する練習が重要です。また、音声は2種類のスピードを用意しており 、まずはナチュラルスピードで挑戦し、復習時にはハイスピード読みの音声の聞き取りにチャレンジするなど、生徒のレベルに応じた段階的な練習が可能です 。
【理由3】教材を渡すだけで終わらない。先生の授業を力強く支える万全のサポート体制
教材をご採用いただいた後も、先生方の授業運営や課題作成をサポートする体制を整えています 。
30冊以上ご採用いただいた学校には、豊富なデジタルデータをご提供します 。まず、書籍に収録されている問題とは別の問題で構成された、リーディング、リスニング、各模試1回分のデータです 。週末の課題や長期休暇中の演習、あるいは授業内でのテストとしてご活用いただけます 。
ご注目いただきたいのが、2026年5月より新たにご提供する「追加提供問題」です 。これは、2026年1月の共通テスト本試験を徹底分析し、その最新傾向を反映させた問題です 。変化し続ける入試にすばやく対応し、先生方と生徒たちをサポートします 。
さらに、先生方の日々の業務を効率化するため、2026年2月にリニューアル予定の「Z会テストエディター」もご用意しています 。問題、解答解説データのダウンロードだけでなく、Googleフォームによる生徒向け解答用フォームも利用可能です 。自動採点や結果の一覧表示により、生徒の自主的な学習をサポートするだけでなく、先生方がクラス全体の傾向を即座に把握し、次の指導に活かすことができます。
この他、リーディングの解説では問題の英文を再掲し、英文のどこに注目すべきかを確認しやすいレイアウトになっており、生徒が一人で学習を進める際の強力な味方となります。リスニングでは「パワーアップドリル」をご用意しています。各回の学習において、「内容」「音声」「語彙」の3つの観点から復習できる設計となっており、聞きっぱなしにせず、学習内容を確実に定着させることができます。
新課程入試への備えは、まさにこれからが本番です 。本書の構成や問題の質をぜひ先生ご自身の目でお確かめいただきたく、見本のご請求を心よりお待ちしております 。
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