【学校向け】大学入試で差がつく“記述力”の養成に効果的な対策

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Z会ソリューションズ 先生向け教育ジャーナル
Z会ソリューションズでは、中学・高等学校の先生向けに教育情報を配信しています。大学入試情報、文部科学省の審議会情報をはじめ、先生方からお伺いした教育についてもご紹介します。

それぞれの大学はアドミッションポリシーで求める学生像を示し、それに基づいて入学者選抜の方針を提示しています。それらを見ると、いずれの大学でも、問題に対する理解力や処理力だけではなく、自らの言葉で発信する力や論理的に表現する力が求められており、高度な記述式の試験が課されます。しかし、記述力は一朝一夕で身につくものではなく、学習の中で対策をすることが望まれます。

 

記述力の養成に有効な添削指導

考えていることや求める過程を、論理立てて過不足なく答案としてまとめる作業は決して易しいことではありません。記述力がしっかり身についていないと、答えは出せたが導出過程をうまく書けない、言いたいことの説明がまとまらない、といったことになってしまいます。記述力を養うには、自分の書いた答案を第三者が見て、示したいことがきちんと伝わるかを評価してもらう添削指導が有効です。

添削指導では

  • 論理的に正しくない点、不十分な点
  • 用語や単語、言葉、記号などの使い方が適切でない点
  • 解答を構成する上で欠落している点

など、自分では気づくことが難しいところを的確に指摘します。その上で、どのように書くのがよいかまで指導を入れることで、自分の答案に足りないところを気づかせることができます。

また、不足しているのとは反対に

  • 記述が冗長になってしまった
  • 不要な記述がある

などの場合には、その点を指摘する添削の“削”の指導を行います。この指導によって、要点が整理された答案を作成できるようになります。

添削指導の後には、復習がとても重要です。解答・解説を読んで理解することに加え、添削の赤字で指導されたことを確認し、それを吸収することで記述力が飛躍的に伸びます。

しかし、添削指導は指導する側に相応の負担がかかります。そこで、添削指導の一助となる学習サービス「Z会の 添削+トレーニング」をご紹介します。

 

記述力の養成に適した問題を出題

Z会の 添削+トレーニング」の各講座では、添削指導を受けることで記述力を養える問題を出題しています。加えて、教科の特性や学習段階、対象大学の出題傾向を踏まえ、客観式の問題、処理力中心の問題、思考力が問われる問題など、幅広い出題に対応できる力を身につけられるよう工夫して出題しています。これにより、記述力と合わせて学力を向上させることも期待できます。

例えば、2025年9月にリリースした「難関国公立・私大対策演習 数学」で出題している次の問題をご覧ください。

証明、および点の軌跡を求める記述式の問題

「図形と方程式」の分野から、証明、および点の軌跡を求める記述式の問題です。(1)の証明の仕方、(2)の求め方はいずれも1通りではありません。難関大入試では、記述力に加えて、どのように解答を組み立てるかという思考力・発想力・構成力が求められ、本問はそれらの力を養うのに適した問題となっています。

 

「Z会の 添削+トレーニング」の利用法

各講座は、複数の回で構成されており、1回あたり2~3テーマの内容を扱っています(数学・カリキュラム学習期のラインナップはこちらを参照)。

満遍なく学習するには、すべての回に取り組んでいただくことが望ましいですが、特に注力したい分野・テーマがある場合や、負担の面からすべての回に取り組むことが難しい場合は、回を絞って取り組んでいただくことで、集中的に対策することができます。
講習の教材として、演習の補充として、また長期休暇の課題としてなど、様々なご活用の仕方がございます。

また、英語と数学には「カリキュラム学習期」の講座があり、こちらは入試演習に入る前から記述対策に取り組めます。各回のテーマに沿って、単元の知識や考え方と合わせて、解答を書く上での所作など基本的なところから記述力を養っていきます。早い段階から記述対策をしておくことで、答案作成に対する意識が変わり、入試演習での大きな伸びに繋がります。
こちらの講座は、単元履修後の演習として、また定期テスト後の補習教材としてご活用いただくことがお勧めです。

 

開発担当者より

各教科の開発担当者は、通信教育や模擬試験などを通して、これまでに多くの中高生の答案に触れてきました。答案からは、考えていることを一生懸命伝えようとする姿勢が伺うことができ、担当者も刺激を受けています。答案には、上手に書けているものもあれば、思うように考えを伝えられていないものもあります。それらの答案を見ながら、どこでつまずいてしまうのか、どのようなところが表現しづらいのか、などを分析し、教材の開発や添削指導の方針決定に活かしています。本講座の問題作成や添削方針においても同様です。取り組んでいただいた生徒様には、答案の書き方の基本から、考えていることを的確に表現する力を身につけていただきたいと考え、教材を開発しています。

難関大入試に立ち向かえる記述力を養成するために、「Z会の 添削+トレーニング」をご活用いただけますと幸いです。

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