授業とZ会を連動させ、一人ひとりにあった英作文指導を実現

佐賀県
佐賀県立鹿島高等学校
鳥里 あゆみ 先生
導入概要
・受講学年:高校2年生~高校3年生
取り組み概要
・英作文を書くことへの抵抗感の軽減
・前準備を前提としてちょっと背伸びをした課題に取り組む
・英検®や模試、大学受験の時間配分も意識
取り組み時期・課題レベル(2021年度実施内容)
学年 | 実施時期 | レベル |
高2 | 5月 | A2.1~A2.2 |
10月 | A2.2 | |
高3 | 5月 | B1.1~B1.2 |
12月 | B1.2 |
どういった経緯でご採用を決められたのでしょうか?
初めて導入したのは2年前でした。導入当時、一緒に指導していた先生と英作文指導について「文法チェックはしているが、構成面まで指導するのは労力も時間もかかって難しい」と話していました。当時は、他社のオンライン英作文添削サービスを活用していましたが、そのサービスも文法チェックのみで物足りなさを感じていました。
Z会の英作文講座のパンフレットと添削済み答案のサンプルを見た際に、文の構成や論理的に書くための手順が示されていて、こちらが求めている指導が期待できそうであると感じました。また、添削指導の朱筆量にも魅力を感じたため、導入を決定いたしました。
英作文講座を導入して効果を感じた場面はございますか?
当初、生徒たちの英作文への反応は「書けない、書けるはずがない」というようなものでした。
また、書かせる指導が大事であると分かっていながらも、部活動やその他の校務の合間に行う添削指導に時間的・肉体的な負担を感じていました。このような状況もあり、英作文の指導は、授業で一律に行うような形式になっていました。
Z会の英作文講座を導入してからは、付属のプリントを扱って授業を行い、十分に前準備をしてから添削課題に取り組ませるようにしました。答案が返却された後も生徒たちには添削指導された箇所をみながらリライトさせ、一人ひとりにあった指導方法に変わりました。
模試や英検®などを受験させるときには、英作文から解答するように指導するなど普段からの声かけも行ってきました。今では英作文の白紙答案はほとんどなくなり、模試や英検®などでは英作文が得点源になるようになってきました。
英作文講座はどのような場面で使用されていますか?
英作文講座は高校2年生と高校3年生の英語表現の時間を活用して実施しています。
前述しましたが、前準備として授業でプリントを活用した指導を行っています。時間的には30~40分程度の時間です。
添削課題に取り組む際にも授業時間を活用しており、模試や英検®などの時間配分を意識し15分程度で書かせるようにしています。
また、高校2年生では、身近な話題を扱った書きやすい課題を選び、高校3年生は英検®や大学受験を意識した自分の考えを述べるような課題を選んでいます。
前指導ありきで考えているため、生徒にとって少し背伸びをするようなレベルの課題を選択しています。
生徒たちの反応はいかがでしょうか?
生徒たちは答案が返却されるとどのような指導があったのかを友達同士で見せ合っており、それが刺激となっています。
添削者の方の指導は、生徒が一度書いた答案を褒めてからアドバイスを下さるというのが良いと思っています。生徒たちも前準備をして一生懸命書いた答案ですので、出来たところを褒めてもらえるのが嬉しいようです。