共通テスト「情報Ⅰ」対策の新刊リリース!

Z会ソリューションズ 先生向け教育ジャーナル
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新課程初年度で多くの注目を集めた2025年度(令和7年度)共通テスト「情報Ⅰ」本試験の受験者数は279,718人、平均点は69.26点でした。2年目は難化するのではないかとも言われている「情報Ⅰ」の対策を万全にするための教材『2026年用共通テスト実戦模試 情報Ⅰ』の内容やその利用法を紹介します。
2年目「情報Ⅰ」の出題構成と難易度はどうなるか
まずは初年度の「情報Ⅰ」について振り返ってみましょう。初年度は試作問題と同じ大問4問構成で、難易度も試作問題と同程度でした。また、各分野から満遍なく出題されており、『共通テスト「情報Ⅰ」で出題される内容とは?~試作問題の分析を踏まえて~』で強調していた
- 「社会や⾝近な⽣活の中の題材」や「既知ではないものも含めた資料」が扱われていること
- 「情報社会と⼈との関わりや情報の科学的な理解を基に考察する力」と「問題の発⾒・解決に向けて考察する⼒」が問われていること
も試作問題と同様でした。そのため、試作問題を中心にしっかりと対策をした受験生にとっては比較的得点しやすい問題でした。
では、2年目「情報Ⅰ」の出題はどうなるのでしょうか。大学入試センターが発表している「令和8年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針 」によると、「情報Ⅰ」の問題作成方針は2025年度(令和7年度)と変わらないため、各分野から満遍なく出題されることや、(1)・(2)のポイントをふまえて出題されることは変更ないと考えられます。また、出題構成の多少の変更はあっても、大幅な変更はないと考えてよいでしょう。
一方、難易度については、初年度が比較的易しかったことなどから、難化するとも言われています。そのため、「情報Ⅰ」については初年度以上にしっかり対策をしておく必要があります。
『2026年用共通テスト実戦模試 情報Ⅰ』のご案内
『2026年用共通テスト実戦模試 情報Ⅰ』はオリジナル模試を4回収録した問題集です。店頭販売では本試・追試・試作問題も合わせて収録していますが、学校専用ではオリジナル模試のみ問題・解答をバラにてご用意しています。「情報Ⅰ」の対策にあまり時間はかけられないことを念頭に、英語・数学・国語の主要科目に比べて収録回数は少なくなっていますが、試作問題・本試・追試と合わせて一段階上の対策ができるよう、構成・中身を工夫しました。
①出題構成の変更と難化する可能性への対応
オリジナル模試の出題構成は、試作問題と本試・追試でほぼ同じであったことから、4回中3回は本番(試作問題・本試・追試)とほぼ同じとし、残り1回のみ本番と少し異なる出題構成としました。残り1回は、第1問の小問数を減らす一方で1問ずつを重くし、幅広い内容を学習できるよう、第4問は「データの活用」以外からの出題としました。
一方で、オリジナル模試の分量や難易度は、4回とも本番よりもやや多め、やや難しめを意識しました。このような模試に慣れておくことで、本番で出題構成の変更や難化があった場合でも落ち着いて対応できるようになります。
問題の作成にあたっては、(1)・(2)のポイント以外にも、「解いて楽しい」「ためになる」問題にすることを目指しました。大問単位で担当者を決めて、担当者自身も「解いて楽しい」「ためになる」と思えるような問題を試行錯誤しながら制作しました。
②本試・追試・試作問題も収録のオールインワン(店頭販売のみ)
今年の1月に本試・追試が実施されたのみで、それを反映したオリジナル模試の存在は少ないため、本試・追試・試作問題の演習は他科目に比べてとくに重要です。「情報Ⅰ」の試作問題は1回分の試験を想定して作成されていますので、本番対策にそのまま十分に活用できます。
また、追試は一般的に本試より難しめになっていることが多く、次年度以降の出題を意識して作成されていることもありますので、できるかぎり解いておく方がよいとされています。初年度の「情報Ⅰ」の追試も、本試よりやや難しめになっており、本番を意識しての演習に最適なものになっています。
本試・追試・試作問題・オリジナル模試のすべてを1冊に収録しているのは本書だけであり、オールインワンのオンリーワンとなっています。
③詳しい解答解説
オリジナル模試では1回分の模試の解答解説に12ページ以上を割き、解答解説の詳しさにも力を入れました。選択肢から当てはまるものを選ぶ問題では、正答の選択肢が当てはまる理由だけでなく、誤答の選択肢が当てはまらない理由も解説し、当てはまる数値を答えるような問題では、考え方や計算の過程をわかりやすく解説しています。
また、解答解説には右側に補足欄があり、そこでは用語の詳しい説明や発展的な事項にも触れています。「情報Ⅰ」の専門の担当者と専門外の担当者がともに制作に関わることで、多角的な視点から、問題が解けなかった人と解けた人のどちらにも役立つ解説を提供できるよう工夫しました。
『2026年用共通テスト実戦模試 情報Ⅰ』の効果的な利用法
最後に、本番を意識した『2026年用共通テスト実戦模試 情報Ⅰ』の利用法を紹介します。
①知識も模試から手に入れる
今年の本試験の第1問では、「デジタル署名」「IPアドレス」「チェックディジット」「ユーザインタフェース」といった用語が登場しています。問題文を理解するには、これらの用語は当然のように知っていなければいけません。このような知識を身につけるには、教科書や一般的な問題集に書いてある用語を闇雲に覚えていくのは非効率です。模試の演習を通じて、わからない用語が出てきたら教科書などで確認し、そのつど覚えていくのが実用的です。
②最初は時間を気にせずに模試を解く
「情報Ⅰ」の試験では、問題文から読み取れる場面設定や条件に基づいて思考・判断することが求められます。このような思考力・判断力を伸ばしていくためには、問題演習を丁寧に行う必要があります。模試形式の演習に慣れていない段階では、模試の2回分くらいは、60分という試験時間を気にせずに納得がいくまで取り組むのもよいでしょう。時間を気にしなければ満点に近い得点がとれるようにすることが大切です。
③最後に時間を気にして模試を解く
時間を気にしなければ満点に近い得点がとれるという状態になっていれば、残りの模試は時間配分を意識して取り組むのがよいでしょう。ここまでできれば「情報Ⅰ」の対策は万全です。
「情報Ⅰ」においては、回数をこなすよりも、ポイントを絞って効率的に対策を行うことが大切です。そのためにも、『2026年用共通テスト実戦模試 情報Ⅰ(店頭販売・学校専用)』をぜひともご活用いただけますと幸いです。
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ドリル形式・分野別・模試タイプなど、
様々な対策問題集をご用意!
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