※残りの項目はご入会後にご確認いただけます。
① 英語の出題構成と目標点
東大志望者あるいは京大志望者という集団の中で、「自分がものすごく英語が得意な部類に入る(目安として、駿台全国模試のようなハイレベル模試で英語の成績が全国トップ30位に入るくらい)」という自信があるなら8割~9割を狙ってもよいですが、そうでない場合はまず「7割」を目指して対策してください。
冒頭で言及しましたが、英語は共通テストにおいても個別試験においても、きちんと対策すれば安定して得点できる教科になり得ます。そのため、英語の目標点を基本にして全体の得点戦略を作ることが合格への第一歩となります。
■東大の場合
配点は公表されていませんが、Z会としては以下のように考えています。
第1問(1A:要約、1B:段落補充 or 文補充): 20~25点
第2問(2A:自由英作文、2B:自由英作文 or 和文英訳): 24点
第3問(リスニング): 30点
第4問(4A:文法、4B:和訳): 20~25点
第5問(長文読解総合): 20~25点
(合計: 120点)
年によっても異なるため、上の配点はあくまで目安となりますが、この情報をもとに7割の84/120点を作ろうとすると、中問、小問単位の配点まで考慮して、リスニング、英作文、和訳、要約あたりでしっかり稼ぐ必要があることがわかるでしょう。
■京大の場合
配点は問題冊子に書かれており、以下の通りです。
第1問(読解総合): 50点
第2問(読解総合): 50点(2019年度、2024年度は75点)
第3問(英作文):25点(2019年度、2024年度は50点)
第4問(英作文):25点(2019年度、2024年度は出題なし)
(合計: 150点)
京大は、2016年度入試において、自由英作文が追加され、大問4題構成で、ここ数年は出題構成が安定しています。2019年度と2024年度は、大問構成が異なっていますが、それでも、読解が3分の2、英訳・英作文が3分の1の比率は変わっていません。
京大英語はほとんどが記述問題で小問数も少ないため、とにかく全部の解答を書けるだけの力、そして減点を最小限に抑える記述力を鍛え、7割(=105/150点)を目指してください。
では、その対策とは具体的にどのように行っていけばよいか、確認していきましょう。
(対象:東大志望者)
(対象:京大志望者)
(対象:主に東大志望者)