【学校向け】東京大学 前期2(A) 自由英作文の記述力向上をサポートするZ会のサービスをご紹介

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Z会ソリューションズ 先生向け教育ジャーナル
Z会ソリューションズでは、中学・高等学校の先生向けに教育情報を配信しています。大学入試情報、文部科学省の審議会情報をはじめ、先生方からお伺いした教育についてもご紹介します。

東大入試の英語では、要約、長文読解、自由英作文、和文英訳、リスニング、文法、英文和訳といった多様な形式が出題され、速く、正確に問題を処理する中での「確かな記述力」が求められます。

記述式の問題は、きちんと対策することで、得点源にすることが可能です。
ここでは、東大の英語入試問題の特徴的な出題とも言える、自由英作文問題に注目し、生徒の皆さんの記述力養成のために学校でご活用いただける、Z会のサービスを紹介します。

 

東大入試の自由英作文とは

東京大学の前期入試問題の第2問(A)では、2019年以降、与えられたテーマについて、60~80語の英語で述べる形式が定着しています。ここ数年に出題されたテーマは以下のようなものです。

【東京大学 前期入試 2(A) 出題テーマ】

2019年 新たに祝日を設けるとしたら、どのような祝日を提案したいか。その祝日の意義は何か。また、なぜそのような祝日が望ましいと考えるのか。
2020年 私たちは言葉を操っているのか。それとも、言葉に操られているのか。
2021年 あなたにとって暮らしやすい街の、最も重要な条件とは何か。
2022年 「芸術は社会の役に立つべきだ」という主張について、あなたはどう考えるか。
2023年 今から30年後、移動(例えば、通勤や通学、旅行)の手段はどうなっていると考えるか。

自由英作文は英語による発信力が試される問題です。文法的、語法的に正しい英文を書くことはもちろん、自分の意見や主張について、そう考える根拠は何かを、論理的にわかりやすく表現することが求められます。

 

2024年の東大の自由英作文

それでは、2024年東大入試の自由英作文問題を見てみましょう。

2(A) 以下の主張のいずれかを選び、その主張に対するあなたの考えを、理由を添えて、60~80語の英語で述べよ。

「紙は人類の最も偉大な発明の一つである」
「自転車は人類の最も偉大な発明の一つである」

(東京大学 2024年 第2次学力試験前期日程試験問題より引用)

2024年の東大入試の自由英作文は「与えられた2つの主張から1つを選ぶ」タイプで、これは初めて出題される形式でした。「紙」と「自転車」は、いずれも身近なものであり、難しい語句をあえて使わなくても書けるので、2つの主張のうち、どちらを選んでも取り組みやすかったと思われます。

解答の構成としては、まず最初に2つの主張のうちどちらか一方について、自分の考えを書き、続けて、その理由を書くことになります。

それぞれの主張について、「自分もそう思う」という立場で書くのか、「自分はそう思わない」という立場で書くのかは、説得力のある理由を示すことができるかどうかで決めるとよいでしょう。今回は「自分もそう思う」の立場の方が書きやすかったと思われます。

「紙」を選んだ場合は、「紙」の発明によって知識や情報が記録・保存され、時間や物理的な隔たりを越えて広く人々に共有されるようになり、科学や文化の発展に貢献したことが、理由として挙げられるでしょう。

「自転車」を選んだ場合は、比較的安価で、運転にも特別な技術が必要とされないことから、人類の移動手段としての有益さを挙げることができます。また、有害なガスを排出することもないので環境にやさしい点や、身体を動かすので健康にもよい点も含めることができるでしょう。

上記のように、誰が読んでも自然と納得できる理由を示すことが重要です。

 

東大の自由英作文を得点源にするために

東大の自由英作文の語数、60~80語というのは、1パラグラフほどの分量ではありますが、それなりにボリュームがあります。日頃から実際に答案を作成して、時間や分量の感覚をつかんでおくことで差がつきます。

答案を作成する際は、いきなり指定語数の英文を書こうとするのではなく、英文に含める内容のポイントを箇条書きにするなどして、全体の構成を考えてから、英文を書き始めることが大切です。

また、複雑な構文や難しい単語を使う必要はないので、よく知っている単語や表現を使って、スペルミスや、時制や主語と動詞の不一致など、基本的な文法事項に関するケアレスミスに注意して、英文を書くことが重要です。

やさしそうに見える、日常的なテーマであっても、自分の意見や主張が、読み手にとって納得できるものになっているのか、客観的な視点に立って自分の答案を見直すトレーニングは欠かせません。実際に作成した答案を内容・構成、文法・語法の観点から、誰か他の人にチェックをしてもらう機会を設けることも有効な対策です。

 

模試形式の問題で「確かな記述力」を身につけるZ会のサービス

Z会では難関大への進学実績向上を目指す学校に向け、「Z会の 添削+トレーニング」という学校専用サービスを新たに開発しました。

中学・高校の学習指導要領範囲の添削問題では、読解・英作文・リスニングの3分野から、記述問題に特化した出題を行い、添削指導を通して「読み手」に伝わる日本語・英語を記述できるようになることを目指します。

高校の学習指導要領範囲(添削課題8~13)では、和文英訳に加えて、自由英作文も毎回出題します。いきなり東大入試レベルの語数を書くのではなく、その半分以下くらいの語数から段階的に増やしていきますので、無理なく、早い段階から自由英作文に慣れることができ、志望校合格につながる答案作成力を身につけることができます。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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